※本記事は2025年11月現在の情報に基づいています
「予算が少ないけど、ヌルヌル映像のまともなゲーミングモニターが欲しい」
「なるべく安価にゲーミングモニターデビューしてみたい。(高価なものは失敗や初期不良が怖い)」
そんな人に向けて、この記事では
- Amazonでの価格が1万円台(10,000~19,999円)
- リフレッシュレート144Hz以上
この条件で「メーカー」「売れ行き」「レビューでの好評具合」「サクラレビューが少ないこと(安価なモデルには大量にサクラレビューのついた中華製品が多いため)」などを考慮して、特におすすめできるゲーミングモニターを厳選して紹介します。
まずは結論(3つから選べばOK)
- イチオシ!(国産サポート・無輝点保証)
IODATA GigaCrysta EX-GD251SH(120Hz / HFS-IPS / 無輝点)
→ 120Hzでも体感は十分。保証とサポート優先で“安心の初号機”。
- 最安重視(単機運用に)
Xiaomi G24i(180Hz / IPS / 端子最小構成)
→ 端子 DP×1・HDMI×1。PC単機 or 入門なら最強コスパ。
- 大画面狙い(27インチで1万円台)
Xiaomi G27i(165Hz / IPS / 端子最小構成)
→ 27型×標準スペック。端子2つの割り切りが許容できる人向け。
1万円台のゲーミングモニターで『できること/できないこと』
1万円台のゲーミングモニターの選び方と注意点【5分で要点だけ】
ゲーミングモニターでチェックしておきたい以下のポイントを要点解説します。機種を選ぶ際の参考にしてください。
リフレッシュレートは「DP/HDMIで最大値が違う」ことを必ず確認しよう
目安:120Hz以上なら“体感は十分”。165/180Hzはあれば嬉しいが、差は小さめ。入力遅延・設定最適化の方が効きます。
- 同じ「180Hz対応」でも、DP接続のみ高Hz・HDMIは120/144Hzという機種が珍しくありません。
- 購入前に仕様表で「DP最大Hz/HDMI最大Hz」を個別に確認。PCで高Hzを狙うならDPケーブル同梱の有無もチェック。
- コンソール(PS5など)はHDMI側の上限Hzとタイトル設定に依存。まずは120Hz出力の可否を確認。
応答速度の見方(GTGとMPRTは別物)
目安:1ms(GTG)あれば十分。MPRT表記は信頼度が低いことに注意。
- GTG(Gray to Gray)=画素の濃淡遷移の目安。一般的な「1ms」はこの値。
- MPRT=残像低減の方式(黒挿入など)。VRRと併用不可の機種が多く、画面が暗くなる傾向。
- カタログで「1ms(MPRT)」だけ強調→GTGの値も併記されているかを確認。
パネルの選び方(この価格帯の現実的な選択肢)
- IPS:色と視野角に強い汎用選手。初めての1台はIPSが無難。おすすめ。
- VA:コントラスト高め・黒が締まる。映像/RPG向き。高速FPSでは残像感が出やすい。
- (この価格帯にOLEDは基本的にありません。)
入力端子の数と種類(買ってから困らないために)
- 最低ライン:『HDMI×2以上 or HDMI×1』+『DP×1』。
- PC+PS5+もう1台(Switchなど)だとHDMI×2は実質必須。端子が2つだけの機種は運用をきちんとイメージ(HDMI切替器やアーム運用)してから選ぼう。
スタンド&設置性(身体がラクかで満足度が変わる)
- チルト調整(画面の前後傾き)は大抵あり。高さ調整・ピボット調整はないと思ったほうがいい。
- VESA(75×75 / 100×100)対応なら、後からモニターアームで改善できる。
- 27インチを選ぶなら視距離・置き場所も先に確認しておこう。
付属品・保証・初期不良対応
- 付属ケーブルの種類(HDMIのみ?DP付属?)は要確認。高Hz狙いならDP推奨。
- 保証年数・国内サポート・無輝点保証はあると安心。
- 到着後はドット抜け・ムラ・最大Hzをチェックし、返品期限を把握しておく。
用途別の目安(早見)
失敗しないための“これなら買い”チェックリスト
本記事の選定条件と基準
必須条件:フルHD / 120Hz以上 / 価格が平常時またはセール時に1万円台で買えること
評価軸:端子構成 / 保証・サポ / スタンド機能 / 液晶性能 / 価格 / 色域 / レビュー信頼度
除外基準:端子1つのみ・保証が極端に弱い・不審レビューが顕著 など
サクラチェッカー:参考指標のひとつとして判定日つきで記載(単位・表記を統一)
1万円台ゲーミングモニター早見表
1万円台のおすすめゲーミングモニター12選
Xiaomi G24i
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
性能は価格を考慮するとリフレッシュレート180Hzは高く、応答速度1msもGTGなので申し分ない。
ただ入力ポート数がDP×1、HDMI×1と合計2つしか無いのがちょっとネック。
ゲーミングPCと別のPCや複数のゲーム機(PS5とSwitchなど)を所有している場合はポートの接続し直しが発生するので煩わしさがあることを考慮しておく必要がある。
予算的にできる限り切り詰めたい人にはとてもおすすめなゲーミングモニターです。
AOC 24G2SPE/11
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT)/ 4ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
海外でのゲーミングモニター市場では有名なAOC製の廉価グレードのゲーミングモニター。
サクラチェッカーでは判定が危険となっているが、メーカーとしては信用して良い。
有名メーカー品がここまで安価に手に入るのはお得。
AVISTA DGF230SBB
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
自社ブランドの雑貨、インテリア用品、生活家電などの開発と海外有名ブランドの卸売事業などを展開する日本のメーカー「ドウシシャ」のゲーミングモニターブランド「AVISTA」の23.8インチゲーミングモニター。
「AVISTA」はゲーミングモニター市場ではあまり多く露出はしていないが、きちんとした製品づくりが特徴の会社なのでゲーミングモニターへの信頼性は高い。
この価格帯では色域が広く(sRGB 129%,DCI-P3 95%)、発色の良さや色の再現度にも優れ色鮮やかなゲーム映像が楽しめます。
日本メーカー品なので初期不良やドット抜けなどのサポートを考慮すると価格は海外メーカー品よりも安くてお得。
JAPANNEXT JN-238i165FHDR
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT)/ 3ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
比較的安価なで手に取りやすいゲーミングモニターを手掛けるJAPANNEXTの23.8インチゲーミングモニター。
性能は標準的だが、スピーカー内蔵のため音の出具合などの確認などに使えて便利。
スタンド調節機能付きのモデルも1万円台と脅威の高コスパ。スタンド調節機能はモニターを使っていると何かと必要になるので、たった2,000円増加で付くのはお得。
どちらかというとこちらのスタンド調節機能付きモデルをおすすめしたい。
スタンド機能(高さ・チルト・スイベル・ピボット調節機能)有りモデル↓
【タイムセール時1万円台】MSI G244F E2
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
ゲーミング関連のデバイスを幅広く手掛ける有名老舗メーカーMSIのゲーミングモニター。品質や性能は申し分ない。
普段の価格は少し1万円台をオーバーしてしまうが、タイムセール時にはギリギリ1万円台と超高コスパなモデルとなる。
もしもタイムセール行っていたらこの機種を必ず購入候補に入れるべき。
Grebear G24165
| 画面サイズ | 24インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
スペックは標準的で特筆すべきところは有りませんが、スピーカー付きなので手軽にゲームを始められるのはこの機種のメリットです。
入力ポートが少ないなどのデメリットもありません。ゲーミングモニターとしては過不足なく機能が揃えられている印象です。
この価格帯では他機種ともほぼスペック差は無いので、デザインが気に入るのであれば購入しても良いでしょう。
Minifire MFG24F4S
| 画面サイズ | 24インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 5ms(OD時1ms) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
リフレッシュレート180HzにsRGB 110%の広色域で美麗な描写のゲームが楽しめます。コスパの高い一台です。
価格は1万円台の中でも安い方のため、お得感はありますが、サクラチェッカーの値が低いのが気になります。
あまり有名でない新しいメーカーのゲーミングモニターなのでサポートが不十分だったり、初期不良や品質管理があまり良くないなどの問題がある可能性があることに注意が必要です。
【湾曲】Z Z-Edge UG24
| 画面サイズ | 24インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | VA |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| スタンド調節機能 | なし |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
1万円台の湾曲ゲーミングモニターとしては唯一ギリギリおすすめできる製品。
湾曲率は1650Rなので程よく曲がっているのが良い。
VAパネル採用のため、動きの速いゲームでは残像感を感じる可能性が高いため、遊ぶゲームジャンルは限られる。
RPGや映像重視のゲームで没入感を高めて遊びたいなら一考の余地有り。
湾曲ゲーミングモニターには他にも激安ゲーミングモニターである意味有名な「KOOURI」の製品も候補にはあるが、サクラレビューが多すぎて、流石におすすめできない。
IODATA GigaCrysta EX-GD251SH
| 画面サイズ | 24.5インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | HFS(IPS) |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 応答速度 | 1.8ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
日本の精密機器メーカーIODATAのゲーミングモニターブランド「GigaCrysta(ギガクリスタ)」の廉価グレードモデルです。
GigaCrystaの中では廉価グレードですが、リフレッシュレートや応答速度以外の部分では上位機種と違いはなく、上位機種同様に内部遅延も少なく、ゲーミングモニターとしてのスペックはかなり高いです。
また日本メーカーであり、「無輝点保証」も備え、購入後のサポートにも安心感があります。
リフレッシュレートが120Hzと他の1万円台の機種よりも劣って見えるかもしれませんが、120Hzあれば十分に映像はヌルヌルで165Hzや180Hzとの違いはほぼわかりません。
総じて1万円台のゲーミングモニターの中ではおすすめ度はかなり高い機種と言えるでしょう。
KTC H25T7
| 画面サイズ | 24.5インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
1万円台ではハイスペックで色域も「sRGB 128%」と広い。カタログスペックは言うことなく、製品のコスパはとても高い。
海外メーカー品なので若干不安は残りますが、レビュー等もよく読んで、納得できるなら「買い」なおすすめのゲーミングモニターです。
Xiaomi G27i
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
1万円台で27インチの十分なリフレッシュレートを備えるゲーミングモニターを買うならこの機種がおすすめ。
スペック上不満になる部分が一切なく、ゲーミングモニターとしての標準といった感じだが、価格を考慮すると27インチでこのスペックは破格。
ただ、入力ポートがDP×1、HDMI×1と合計2つしか無いのが惜しい。
完全に手放しでおすすめとはならないが、まともな27インチゲーミングモニターを安価に購入するなら一番手に候補になる機種です。
【タイムセール時1万円台】Minifire MFG27F4S
| 画面サイズ | 24インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| スタンド調節機能 | チルト調節機能 |
| サクラチェッカー | ![]() |
| おすすめ度 |
27インチでは次点でおすすめなのがこの機種です。
通常時は2万円台だが、タイムセール時にはギリギリ1万円台になる。
色域がsRGB 120%と広く、色鮮やかなゲーム体験が楽しめます。スピーカー内臓なのも便利。
買ってすぐのチェックリスト(到着〜初期設定)
- ドット抜け・色ムラ・バックライト漏れ(暗室+単色表示)
- 端子動作(DP/HDMI)と最大Hzの確認(Windows / コンソール設定を合わせる)
- オーバードライブ:中/MPRT:オフからスタート
- 文字にじみ・ぼやけ→スケーリング/シャープネスを微調整(可能な機種のみ)
- 返品・交換期限をカレンダー登録しておく(不具合に遭遇したときのため)
よくある質問(FAQ)
- Q120Hzと165/180Hzの差はわかる?
- A
多くの人には120→165の差は小さめ。フレーム安定や入力遅延の方が体感でわかりやすいです。
- QPS5で120Hz出ますか?
- A
ゲームタイトルに依存します。HDMI側の上限Hzと映像設定を確認しましょう。DPでのみ高Hzの機種もあります。
- QVAは残像が気になる?
- A
高速FPSでは気になりやすい一方、黒の深さと映像のリッチさは魅力。RPG/映像派に好相性。
- QMPRT 1msは最強?
- A
ブラー低減の方式で、GTGとは比較不可。VRRと併用不可の機種が多い点に注意。
- Qスピーカーはモニター内蔵でこと足りますか?
- A
通知・簡易用途なら可。音質重視は外部スピーカー/ヘッドセット推奨。
まとめ
この価格帯では基本的にスペックはあまり変わりません。
特にリフレッシュレートは横ばいで、165Hzでも180Hzでも使用感は全く変わりません。
色味や鮮やかさなどは好みもあるため一概にどれが最高なのか断言するのは難しいです。色域の値やレビュー等も参考にして選ぶと良いでしょう。
サポートに不安を感じる人は日本メーカー品を、自分の予算と希望スペックに合致するものを選んでください。
- イチオシ!(国産サポート・無輝点保証)
IODATA GigaCrysta EX-GD251SH(120Hz / HFS-IPS / 無輝点)
→ 120Hzでも体感は十分。保証とサポート優先で“安心の初号機”。
- 最安重視(単機運用に)
Xiaomi G24i(180Hz / IPS / 端子最小構成)
→ 端子 DP×1・HDMI×1。PC単機 or 入門なら最強コスパ。
- 大画面狙い(27インチで1万円台)
Xiaomi G27i(165Hz / IPS / 端子最小構成)
→ 27型×標準スペック。端子2つの割り切りが許容できる人向け。
























