27インチは“万能サイズ”。 24インチより没入感が高まりつつ、32インチほど視線移動が増えすぎない――ゲームも作業も両立しやすいバランスの良さが魅力です。
視聴距離60〜80cm前後のデスク環境なら、UIの見やすさと操作のしやすさが両立しやすく、初めての買い替えにも最適な画面サイズです。
本記事では、リフレッシュレート別の厳選モデルを比較表つきで解説します。初心者向けの失敗しない選び方や購入前によくある疑問に答えるFAQも用意し、自分に合った27インチゲーミングモニターをしっかり選べるようにました。
PS5やSwitch2との相性、入力端子(HDMI/DP/USB‑C)やスタンド機能など実用ポイントも丁寧に押さえています。読み進めれば、自分に『ちょうどいい27インチ』がはっきり見えくるはずです。
- 27インチゲーミングモニターの自分に合った最適解
- 初心者でも失敗しない選び方(解像度・リフレッシュレート・応答速度・HDR・黒挿入など)
- 27インチゲーミングモニターの「良いところ」・「特徴」
- 失敗しない27インチゲーミングモニター選び方ガイド
- 27インチおすすめゲーミングモニター比較早見表
- 27インチゲーミングモニターおすすめ機種
- Dell G2724D(WQHD・165Hz)
- IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA(WQHD・180Hz)
- MSI G274F(フルHD・180Hz)
- BenQ MOBIUZ EX2710S(フルHD・165Hz)
- ASUS VG278QR-J(フルHD・TNパネル・165Hz)
- IODATA GigaCrysta EX-GD271UAX(フルHD・240Hz)
- IODATA GigaCrysta EX-GCQ271UD(WQHD・240Hz)
- Dell AW2724HF(フルHD・360Hz)
- Dell AW2725DF(WQHD・360Hz)
- JAPANNEXT JN-27VCG240FHDR-HSP(フルHD・240Hz)
- MSI MAG 27CQ6PF(WQHD・180Hz)
- 27インチゲーミングモニターのメリット・デメリット
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
27インチゲーミングモニターの「良いところ」・「特徴」
27インチはゲーミングモニターの中ではバランス型に位置するサイズ感です。あらゆるゲームタイトルに適合します。
フルHDよりも高精細なWQHDに最適な大きさで、きめ細かい映像で美しさ・視認性・没入感・迫力などがありつつも中程度なマシン負荷に収まり、ゲーミングモニターとしてとても優秀です。
失敗しない27インチゲーミングモニター選び方ガイド

解像度:フルHD or WQHD
- フルHD(1920×1080):価格が安く、高フレームを維持しやすい。競技向け。
- WQHD(2560×1440):描写が緻密で作業も快適。ただしGPU負荷は1.77倍。
モニターを選ぶときに最初に悩むのが「解像度」です。
FHD (1920×1080)は価格が安く、フレームレートを稼ぎやすいのでFPSなど競技性の高いゲームに向いています。対してWQHD (2560×1440)は映像が細かく文字も見やすいため、ゲームだけでなく作業や動画視聴でも快適です。ただし描画負荷はFHDの約1.77倍になるため、グラフィック性能の高いPCが必要になります。
ポイント: FPS中心ならFHD、作業や映像美も欲しいならWQHDを選ぶと失敗しにくいです。
リフレッシュレート:165/180/240/360Hz
- 165/180Hz:体感向上の“費用対効果”が高い。
- 240Hz:追従性がさらに向上。AIMリセット/トラッキングが楽に。
- 360Hz:最前線。視覚情報の“滑らかさ”が別次元。
画面が1秒間に何回書き換えられるかを示すリフレッシュレートは、ゲームの滑らかさに直結します。
165/180Hzは多くの人にとって十分で、コスパの良い選択肢です。240Hzは素早い振り向きや正確な追従を求めるFPSプレイヤー向け。360Hzは最高速を求める競技特化や、映像美と速さの両立を追求する人におすすめです。
ポイント: 迷ったら165/180Hzを基本に、FPS特化なら240Hz以上を検討しましょう。
応答速度と黒挿入(MPRT/黒挿入=BFI)
- GTG 1msなら基本OKだが、実効性能は機種と設定で変わる。
- 黒挿入は残像低減に有効。ただし明るさ低下/ちらつきによる眼精疲労増加の可能性に注意。
応答速度は、画面の色が切り替わる速さです。
1ms級であれば多くのゲームで十分ですが、実際の体感は機種や設定によって変わります。残像をさらに抑えたい場合には『黒挿入(BFI)』機能が有効ですが、その代わりに画面が暗くなったりチラつきを感じることもあります。
ポイント: 基本は1ms前後でOK。残像に敏感な人だけ黒挿入を試すと良いです。
パネル種類
| パネルの種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| TN FPS向き | ・応答速度が速い ・安価 | ・視野角が狭い ・色味が全体的に白っぽい |
| IPS 汎用 | ・視野角が広い ・色味が良い、色の再現度が高い | ・TNと比べて応答速度がちょっとだけ遅め ・値段がちょっと高い ・黒色が少し浅い |
| VA 映像鑑賞向き | ・黒色の表現が綺麗(暗いシーンに強い) ・コントラスト比が高い | ・視野角が狭い ・応答速度がやや遅い |
| 有機EL (OLED) 全対応 | ・応答速度が非常に速い ・完全な黒色を表現できる ・色の再現性が非常に高い | ・価格が非常に高い ・液晶パネルに比べて寿命が短い |
画面の映り方はパネルの種類によって大きく変わります。
IPS/ADS/AHVAは発色が自然で視野角も広く、バランスの取れた万能型。TNは色味は劣るものの応答速度が非常に速く、FPS特化派に人気です。VAは黒の表現やコントラストが得意で、暗いシーンの多いゲームや湾曲モニターに多く採用されています。OLED/QD-OLEDは圧倒的な応答速度と黒の深さで映像美に優れますが、焼き付きへの注意が必要です。
ポイント: オールラウンドはIPS、競技ならTN、映像美ならVAやOLEDが目安です。
HDR
HDRは映像の明暗差を広く表現できる技術です。
対応モニターでは光や炎がよりまぶしく、暗い場面も奥行きを持って表示されます。HDR400は最低限の雰囲気を楽しむレベルで、本格的に映像美を求めるならHDR600以上+ローカルディミング搭載機種を選ぶと満足度が高いです。
ポイント: 色や映像にこだわりたい人はHDR600以上を目安にしましょう。
スタンド機能
モニターを長時間使うときは、スタンドの調整機能が体の負担を左右します。
高さや角度を自由に変えられるモデルなら、姿勢に合わせて快適に配置できます。エルゴノミクスに対応したスタンドは、首や肩の疲れを軽減して長時間のプレイや作業でも安心です。
ポイント: 快適に使いたい人は高さ・チルト・スイベル・ピボットがそろったモデルを選びましょう。
入力端子
映像入力端子は、接続したい機器の種類や使い方で選び方が変わります。
HDMI2.1対応ならPS5など最新ゲーム機の性能を最大限に活かせ、USB-C対応ならノートPCやタブレットを1本のケーブルで接続できて便利です。複数端子を持つ機種なら、PCと家庭用ゲーム機を同時に接続して切り替えもスムーズに行えます。
ポイント: ゲーム機メインならHDMI2.1、PC作業や周辺機器併用ならUSB-C付きが便利です。
迷ったときの指針
「結局どれを選べばいいのか分からない…」という場合は、まずはWQHD×165Hz前後のIPS系パネルを基準に考えるのがおすすめです。
価格と性能のバランスが良く、多くの人にとって後悔しにくい選択肢です。
さらに競技性を重視するならFHD×240Hz以上、映像美を追求するならQD-OLEDやHDR対応モデル、といったように“優先したい軸”を一つ決めて広げていくと、自分に合う一台が見つかりやすくなります。
もっと詳細にゲーミングモニターの選び方を知りたい人はこちら
ここでは記載していないより細かな様々なゲーミングモニターのスペックについて網羅した解説です。他に選び方を知りたいスペック項目がある場合はお読みください。
27インチおすすめゲーミングモニター比較早見表
| 型番 | 解像度 | パネル | 最大Hz | 応答速度 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
Dell G2724D![]() | WQHD | Fast IPS | 165 | 1ms(GTG) | まず失敗しないWQHD入門 |
IODATA EX-GDQ271JA![]() | WQHD | AHVA(IPS系) | 180 | 0.2ms(MPRT) | 黒挿入/低遅延など“勝ち筋”重視 |
MSI G274F![]() | FHD | Rapid IPS | 180 | 1ms(GTG) | 価格を抑えつつ応答速度も重視 |
BenQ EX2710S ![]() | FHD | IPS | 165 | 2ms(GTG)/1ms(MPRT) | スピーカー/自動調光など快適装備 |
ASUS VG278QR-J ![]() | FHD | TN | 165 | 0.5ms(GTG) | 応答速度最優先のFPS特化 |
IODATA EX-GD271UAX ![]() | FHD | AHVA(IPS系) | 240 | 0.2ms | FHD×240Hzの鉄板構成 |
IODATA EX-GCQ271UD ![]() | WQHD | ADS(IPS系) | 240 | 0.2ms | WQHD×240Hzの万能高機能 |
Dell AW2724HF![]() | FHD | Fast IPS | 360 | 0.5ms | 競技第一・FHDで最速運用 |
Dell AW2725DF![]() | WQHD | QD-OLED | 360 | 0.03ms | 最高の速さ×発色/黒の深さ |
JAPANNEXT JN-27VCG240FHDR-HSP![]() | FHD | VA | 240 | 6ms(GTG)/1ms(MPRT) | コスパで湾曲デビュー |
MSI MAG 27CQ6PF![]() | WQHD | Rapid VA | 180 | 0.5ms(GTG) | 黒の締まり/没入感重視 |
27インチゲーミングモニターおすすめ機種
Dell G2724D(WQHD・165Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネルの種類 | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| HDR | |
| 色域 | sRGBカバー率:99% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.4×2 HDMI(HDCP 2.2)×1 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | ー |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://x.gd/etF3Q |
スペックの割に価格が安い、とてもコスパの良いゲーミングモニターです。
性能は27インチゲーミングモニターとしては標準的ですが、隙がなく、リフレッシュレート・応答速度ともに不足のない、27インチでWQHD解像度のモニターとしてはとてもコストパフォーマンスに優れています。
また、スタンド機能も完備されており、これ1台ですぐにゲーミングモニターとして使い始められるのが嬉しいです。
27インチのゲーミングモニターでまず1番最初に選択肢に入れるべきおすすめのゲーミングモニターです。
IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA(WQHD・180Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネルの種類 | AHVA「【IO-DATA】AHVAパネルってなに?IPSパネルとは違う?」 |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 0.2ms(GTG/MPRT) |
| HDR | |
| 色域 | ー |
| 入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 1.4×2 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | 2W×2 |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gdq271ja/ |
基本的なスペックが全体的に高い国産の高機能ゲーミングモニターです。
リフレッシュレートや応答速度のスペックが高く、なおかつ「Clear AIM(黒挿入)」機能や暗いシーンを鮮明に映し出す「Night Clear Vision」機能、内部フレーム遅延を抑える「スルーモード」などFPSやアクションゲームで快適に有利に遊びやすくなる機能が備わった、これぞゲーミングモニターというような機種になっています。
国産ゆえのサポート対応のやり取りのスムーズさなども嬉しい要素です。
Dellの機種よりは若干価格が高くなりますが、ゲーミングモニターの性能を妥協したくない人はこちらを選ぶことをおすすめします。
MSI G274F(フルHD・180Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | フルHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | RAPID IPS |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| HDR | HDR10対応 |
| 色域 | sRGBカバー率:99% AdobeRGBカバー率:94% DCI-P3カバー率:98% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.2a×1 HDMI 2.0×2 |
| スタンド機能 | チルト調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | ー |
| VESAマウント | 75x75mm |
| 公式サイトURL | https://jp.msi.com/Monitor/G274F |
解像度がフルHDになった分価格が抑えられている、優秀なゲーミングモニターです。
価格が安いにも関わらず、応答速度がGTGで1msなので信頼性が高く残像の発生の心配がありません。
激安というほどの価格ではありませんが、ゲーミングモニターに必要な性能を必要十分以上に備えた機種としては27インチゲーミングモニターの中でもコストパフォーマンスは最高峰に位置しています。
BenQ MOBIUZ EX2710S(フルHD・165Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | フルHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 2ms(GTG)/ 1ms(MPRT) |
| HDR | HDR10対応 |
| 色域 | sRGBカバー率:99% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.2a×1 HDMI 2.0×2 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | 2.5W×2 |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex2710s.html |
強力なスピーカーを備え、サウンドにも力を入れた、エンタメ用途にも使える高いパフォーマンスが特徴のゲーミングモニターです。
普通のゲーミングモニターにはスピーカーが付いていない機種が多く、付いていてもその品質は悪く音が出るかの確認程度にしか使えないものが多いです。
しかし、この機種はスピーカー性能に力を入れており、別途デスクトップスピーカーを用意する必要ありません。
スピーカー以外にも普通のゲーミングモニターにはない自動調光機能が付いているなど、ワンランク上の機能の充実度でパネル品質も高いちょっと高級よりなゲーミングモニターになります。
もしもデスクトップスピーカーを置く場所がデスクになかったり、多用途に使える品質の良いゲーミングモニターを探している人にとてもおすすめな1台です。
ASUS VG278QR-J(フルHD・TNパネル・165Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | フルHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | TN |
| リフレッシュレート | 165Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG) |
| HDR | ー |
| 色域 | ー |
| 入力端子 | DisplayPort 1.2×1 HDMI 1.4×1 Dual-Link DVI×1 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・スイベル・ピボット調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | 2W×2 |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://www.asus.com/jp/displays-desktops/monitors/eye-care/vg278qr-j/ |
FPSゲーマーにおすすめなTNパネルの27インチゲーミングモニターです。
24インチよりも大きめの画面でFPSをプレイしたいけど、あまり高い機種が買えないという人におすすめな1台です。
TNパネルであるため応答速度がどんなゲームシーンでも速く、残像が気にならない快適なゲームプレイが楽しめます。また、TNパネルなので性能に対する価格が安いのも嬉しいです。
解像度はフルHDですが、むしろ動きの早いゲームではリフレッシュレートの関係で高解像度にはし難いので必要十分です。
あらゆる面でFPSやTPSを主に遊ぶ人用といった感じの27インチゲーミングモニターになっている印象です。
IODATA GigaCrysta EX-GD271UAX(フルHD・240Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | AHVA「【IO-DATA】AHVAパネルってなに?IPSパネルとは違う?」 |
| リフレッシュレート | 240Hz |
| 応答速度 | 0.2ms(GTG) |
| HDR | |
| 色域 | ー |
| 入力端子 | DisplayPort ×1(240Hz対応) HDMI ×2(240Hz対応) |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | なし |
| スピーカー | 2W×2 |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gd271uax/ |
27インチで240Hz、IPSのゲーミングモニターを探している人にはこの機種が一番オススメです。
IODATAのGigaCrystaは基本スペックが高く、製品の品質も良くかつ国産なのでサポートも良いと文句のつけようがありません。
「Clear AIM(黒挿入)」機能や暗いシーンを鮮明に映し出す「Night Clear Vision」機能、内部フレーム遅延を抑える「スルーモード」などFPSやアクションゲームで快適に有利に遊びやすくなる機能も備わっています。
価格は240Hzである分高めの値段設定ですが、それに十分に見合ったスペックと機能を備えています。
IODATA GigaCrysta EX-GCQ271UD(WQHD・240Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネルの種類 | ADS「ADSパネルとはなにか?IPSとほぼ一緒だけど何が違うのか?」 |
| リフレッシュレート | 240Hz |
| 応答速度 | 0.2ms(GTG) |
| HDR | |
| 色域 | ー |
| 入力端子 | DisplayPort×1 HDMI2.1×3 USB Type-C×1 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | USB 2.0 Type-A×2 |
| スピーカー | 2.5W×2 |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gcq271ud/ |
上記のゲーミングモニターの解像度WQHD版です。
価格は上がりますが、その分WQHD解像度によるきめ細かな描写でより美麗なグラフィックが楽しめます。
DisplayPort×1、HDMI×3、USB Type-C×1など映像入力端子が多くUSBハブも2つ搭載で豊富な機器と接続でき、PCやゲーム機のつなげ替えの煩わしさが少なくなるのも地味だけど嬉しいポイント。
Dell AW2724HF(フルHD・360Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | フルHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | Fast IPS |
| リフレッシュレート | 360Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG) |
| HDR | HDR10対応 |
| 色域 | sRGBカバー率:99% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.4×2 HDMI 1.4×1 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | USB 3.2 Type-A×4 |
| スピーカー | ー |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://x.gd/ZBn8G |
最高スペックでゲームを遊びたいという人におすすめな360Hzゲーミングモニターです。
27インチで360Hzはほぼこれ一択な選択肢となります。
IPSパネルの選択肢はこれしかありませんが、Dellのゲーミングブランド「Alienware」のゲーミングモニターなので製品として不満を感じるところは出てこないでしょう。そういった安心感があります。
応答速度0.5ms、リフレッシュレート360Hzで基本画面はブレが無く残像は発生しません。
IPSで360Hz出せる27インチゲーミングモニターとしては競合がほぼいないにも関わらず、割と安い価格に収まっている印象です。
最高のスペックを追い求める人におすすめのゲーミングモニターです。
Dell AW2725DF(WQHD・360Hz)
| 画面サイズ | 26.7インチ |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネルの種類 | QD-OLED(有機EL) |
| リフレッシュレート | 360Hz |
| 応答速度 | 0.03ms(GTG) |
| HDR | |
| 色域 | DCI-P3カバー率:99.3% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.4×2(HDCP 1.4と2.3) HDMI 2.1×1 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | タイプA USB3.2 Gen1×3 タイプC USB3.2 Gen1×1 |
| スピーカー | ー |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://x.gd/iYt8I |
超高級フラグシップモデルを求める方におすすめのがこのゲーミングモニターです。
このゲーミングモニターの売りはなんといってもパネルタイプが有機ELなところです。
有機ELのため応答速度は脅威の0.03ms。0.3msではありません。それよりも1桁小さいです。残像とは無縁のゲーム生活となるでしょう。
有機ELの圧倒的な黒の美しさと発色の良さ、まったくない残像も相まって映像の没入感はIPSパネル等の液晶では味わえないものがあります。
ゲームを遊ぶにしても映像鑑賞するにしても最高の体験ができる1台となるでしょう。
JAPANNEXT JN-27VCG240FHDR-HSP(フルHD・240Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | FullHD(1920×1080) |
| パネルの種類 | VA |
| リフレッシュレート | 240Hz |
| 応答速度 | 6ms(GTG) /1ms(MPRT) |
| HDR | HDR10対応 |
| 色域 | sRGBカバー率:99% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.2×1 HDMI 2.0×2 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・スイベル・ピボット調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | 2W×2 |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://jp.japannext.com/products/jn-27vcg240fhdr-hsp |
27インチ湾曲ゲーミングモニターはこの機種がおすすめです。
144Hzや165Hz帯の機種や同スペックの他の機種はどれも中華ゲーミングモニターで、サクラレビューだらけなのでまともな製品はこの機種ぐらいしか選択肢がありません。
湾曲率は1500Rで程よいカーブで27インチということを考慮に入れるとちょうどよいです。
スタンド機能も充実しており、臨場感を最大限味わうためのベストな位置にモニターを設置することができます。
日本メーカー製なので、サポートの受けやすさも見逃せないポイント。
フルHDなので27インチの場合若干ドットの荒さが目に付く可能性があります。そういった部分が気になる人は次に紹介するWQHD解像度のゲーミングモニターを選ぶと良いでしょう。
MSI MAG 27CQ6PF(WQHD・180Hz)
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) |
| パネルの種類 | RAPID VA |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG) |
| HDR | HDR10対応 |
| 色域 | sRGBカバー率:95% DCI-P3カバー率:80% |
| 入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0b×2 |
| スタンド機能 | 高さ・チルト・スイベル調節機能 |
| USBハブ機能 | ー |
| スピーカー | ー |
| VESAマウント | 100x100mm |
| 公式サイトURL | https://jp.msi.com/Monitor/MAG-27CQ6PF |
27インチWQHD湾曲ゲーミングモニターは画面サイズ、高解像度、ディスプレイのカーブの3要素によって通常のゲーミングモニターよりも高い没入感を味わえます。
湾曲ゲーミングモニターは曲げる必要があるため、パネルの種類がVAパネルにほぼほぼ限定されてしまい、応答速度がなかなか速くなりづらいというデメリットがありましたが、採用されているRAPID VAパネルによりその欠点も克服しています。
VAパネルですが色域も狭くなく、VAパネル特有の高コントラストなこともあって、映像の美しさ、特に暗いシーンでの映え方はIPSパネルでは表現できない美しさがあります。
さらにAIビジョン機能により、映像シーンに最適な明るさ・コントラスト・彩度を自動調整してくれて、手軽に映像のリアルさを向上させることが可能です。
AAAタイトルやそれに準ずる近年の高グラフィックタイトルを遊ぶのに最適なゲーミングモニターです。
27インチゲーミングモニターのメリット・デメリット
27インチのメリット
臨場感や迫力、没入感UP
画面サイズが大きくなることで視野を画面が覆う割合が増えるので、臨場感が増し、迫力や没入感がUPします。
よりゲームの体験の質を上げたい人に27インチはおすすめです。
27インチはバランスの取れたサイズ
ゲームも楽しめ(32インチ~の大サイズモニターにあるようなリフレッシュレートや応答速度の低下が少ない)、かつ作業や仕事用途としても使いやすい。いろんな用途で併用するには一番適している、汎用性がとても高いサイズです。
意外と価格が安い
27インチは24インチよりも画面サイズが1.265倍になりますが、価格はそれほど変わりません。フルHDの場合はほぼ一緒です。
また、解像度がWQHDの場合はドットの数が1.77倍に増えるのにも関わらず、価格はせいぜい1.5~2倍に収まるのでコスパはかなり高いです。
27インチのデメリット
画面中心から画面端までの目線移動に時間がかかる。視野に画面端が収まらないことがある
主にFPSをはじめとする高速な動きと素早い判断が必要なアクションシューティングゲームを遊ぶ人にとっては命取りになることもある。一般的には24インチが一番シューティングゲームを遊ぶのに最適な大きさと言われている。FPSやTPSのプロも24インチを選ぶ人の割合が高い。
27インチも人によってはちょうどよい大きさと感じる人もいる。24インチだと少し窮屈な感覚を覚える人は27インチのほうが良いかもしれない。また、エイムのし易さは人による。自分のエイムの合わせやすいマウスやコントローラーの移動距離というものがあるため、24インチがちょうどよい人や27インチの広さだとちょうど良い移動距離でエイムが合う人もいる。
解像度がWQHDの場合マシンスペックが要求される
フルHDからWQHDになるとドットの数は1.77倍になります。制御しないといけないドットの数が1.77倍になるので、マシンのスペックもそれ相応に上げなければフルHDと同等のリフレッシュレートや応答速度を実現できません。
グラフィックカードは1グレードアップしたものを用意する必要があるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- Q27インチでFHDって荒く見えない?
- A
27インチでFHDを選ぶと「ちょっと荒いかも」と感じることがあります。でも、60〜70cmくらいの距離で使う分には気にならないことが多く、普通のゲームプレイなら十分楽しめます。もし文字入力やイラスト制作などで細かさを大切にしたい場合は、より精細なWQHDを選ぶと安心です。
- QPS5でWQHDはちゃんと映るの?
- A
はい、今のPS5はWQHDに対応しています。1440p出力が選べるので、対応モニターをつなげば問題なく表示されます。さらにHDMI2.1やVRRに対応しているモニターなら、フレームレートも安定しやすく快適に遊べます。細かい部分はゲームやモニターの仕様によって変わりますが、「WQHDは使える」と覚えておけば大丈夫です。
- QWQHDで240Hzって本当に必要?
- A
実際には、多くの人にとって165Hzや180Hzでも十分満足できます。240Hzは特にFPSなどで一瞬の反応を求める人向けで、軽いゲームなら活かしやすいですが、重いタイトルで常に240fpsを出すのはPCの性能的に大変です。迷ったら165/180Hzを基準にしておけば安心です。
- QHDRってあったほうがいい?
- A
HDRがあると映像の明るさや色合いがぐっと豊かになります。映画やRPGなど映像美を楽しみたいなら大きなメリットです。逆に、競技性の高いゲームだけを遊ぶ人なら必須ではありません。手軽に雰囲気を楽しむならHDR400、本格的に映像を味わいたいならHDR600以上を選ぶと良いです。
- Q27インチはどのくらいの距離で見るといい?
- A
27インチなら60〜80cmくらいが目安です。FHDなら少し離れた方がドット感が気にならず、WQHDなら近めでも文字が見やすいです。机が狭い場合はモニターアームを使って奥に設置すると快適になります。首や肩に負担をかけないように、画面の上端が目線と同じか少し下に来る高さにすると良いです。
- Q内蔵スピーカーは必要?
- A
ゲーミングモニターのスピーカーは音質が控えめなことが多いです。臨場感や音の迫力を求めるなら外部スピーカーやヘッドセットを使うのがおすすめ。ただしデスクをシンプルに保ちたい人には便利です。
- Qモニターアームってあった方がいい?
- A
スペースが限られている机や、角度・高さを細かく変えたい人にはとても役立ちます。姿勢に合わせて調整できるので、肩や首の疲れを減らせる効果もあります。
まとめ
27インチのゲーミングモニターは、ゲームも作業も両立できる万能サイズです。FHDなら手頃な価格で高リフレッシュレートを楽しめ、WQHDなら映像美と作業効率の両方を手に入れられます。さらに湾曲モデルやOLEDモデルなど、用途に応じた幅広い選択肢があります。
迷ったときは、まずはWQHD×165HzのIPS系モニターを基準に考えると安心です。そこから競技志向なら240Hz以上、映像重視ならOLEDやHDR600対応モデルといった形で選択肢を広げていけば、自分にぴったりの1台がきっと見つかります。













