27インチゲーミングモニターでは以下のようなスペックがおすすめです。
- 解像度:WQHD(1440p)、次点でフルHD(1080p)がおすすめ
- リフレッシュレート:165Hz、240Hzがおすすめ
- 応答速度:最速1msであれば問題なし。5msだとシーンによっては残像が気になる場面も。
- HDR対応:必要なし
- パネルタイプ:基本はIPS推奨、FPSを主に遊ぶ人はTNも対象になる
これらの条件を踏まえておすすめの27インチゲーミングモニターを紹介します。また、分かりやすいようリフレッシュレート毎に分けて紹介しています。より詳しく27インチゲーミングモニターを選ぶための詳細なガイドも合わせて掲載していますので、必要に応じて御覧ください。
165Hzの27インチゲーミングモニターおすすめ機種
【WQHD】のおすすめ機種
【おすすめ】Dell G2724D
スペックの割に価格が安い、とてもコスパの良いゲーミングモニターです。
性能は27インチゲーミングモニターとしては標準的ですが、隙がなく、リフレッシュレート・応答速度ともに不足のない、27インチでWQHD解像度のモニターとしてはとてもコストパフォーマンスに優れています。
また、スタンド機能も完備されており、これ1台ですぐにゲーミングモニターとして使い始められるのが嬉しいです。
27インチのゲーミングモニターでまず1番最初に選択肢に入れるべきおすすめのゲーミングモニターです。
IODATA EX-GDQ271JA
基本的なスペックが全体的に高い国産の高機能ゲーミングモニターです。
リフレッシュレートや応答速度のスペックが高く、なおかつ「Clear AIM(黒挿入)」機能や暗いシーンを鮮明に映し出す「Night Clear Vision」機能、内部フレーム遅延を抑える「スルーモード」などFPSやアクションゲームで快適に有利に遊びやすくなる機能が備わった、これぞゲーミングモニターというような機種になっています。
国産ゆえのサポート対応のやり取りのスムーズさなども嬉しい要素です。
Dellの機種よりは若干価格が高くなりますが、ゲーミングモニターの性能を妥協したくない人はこちらを選ぶことをおすすめします。
【FullHD】のおすすめ機種
AOC 27G2SPE/11
27インチのゲーミングモニターの中でもとりわけ安く予算の少ない人におすすめの機種です。
スタンド機能が削減され、応答速度も必要最低限、フルHDといったようにコストを抑える設計になっています。(なのにパネルはIPSを採用しているのが嬉しい。)
ただし安かろう悪かろうというわけではなく、AOCという有名メーカーが手掛けるゲーミングモニターなので、その辺のよくわからない有象無象メーカーの激安ゲーミングモニターとは違います。
AOCのラインナップしているゲーミングモニターは種類が非常に多く、その中にはこういった予算の少ない人向けのゲーミングモニターも用意されています。
ゲーミングモニターが欲しいけどあまりお金がないという人はチェックしてみると良いでしょう。
MSI G274F
解像度がフルHDになった分価格が抑えられている、優秀なゲーミングモニターです。
価格が安いにも関わらず、応答速度がGTGで1msなので信頼性が高く残像の発生の心配がありません。
激安というほどの価格ではありませんが、ゲーミングモニターに必要な性能を必要十分以上に備えた機種としては27インチゲーミングモニターの中でもコストパフォーマンスは最高峰に位置しています。
BenQ MOBIUZ EX2710S
強力なスピーカーを備え、サウンドにも力を入れた、エンタメ用途にも使える高いパフォーマンスが特徴のゲーミングモニターです。
普通のゲーミングモニターにはスピーカーが付いていない機種が多く、付いていてもその品質は悪く音が出るかの確認程度にしか使えないものが多いです。
しかし、この機種はスピーカー性能に力を入れており、別途デスクトップスピーカーを用意する必要ありません。
スピーカー以外にも普通のゲーミングモニターにはない自動調光機能が付いているなど、ワンランク上の機能の充実度でパネル品質も高いちょっと高級よりなゲーミングモニターになります。
もしもデスクトップスピーカーを置く場所がデスクになかったり、多用途に使える品質の良いゲーミングモニターを探している人にとてもおすすめな1台です。
ASUS VG278QR-J
FPSゲーマーにおすすめなTNパネルの27インチゲーミングモニターです。
24インチよりも大きめの画面でFPSをプレイしたいけど、あまり高い機種が買えないという人におすすめな1台です。
TNパネルであるため応答速度がどんなゲームシーンでも速く、残像が気にならない快適なゲームプレイが楽しめます。また、TNパネルなので性能に対する価格が安いのも嬉しいです。
解像度はフルHDですが、むしろ動きの早いゲームではリフレッシュレートの関係で高解像度にはし難いので必要十分です。
あらゆる面でFPSやTPSを主に遊ぶ人用といった感じの27インチゲーミングモニターになっている印象です。
240Hzの27インチゲーミングモニターおすすめ機種
IODATA EX-GD271UAX(フルHD)
27インチで240Hz、IPSのゲーミングモニターを探している人にはこの機種が一番オススメです。
IODATAのGigaCrystaは基本スペックが高く、製品の品質も良くかつ国産なのでサポートも良いと文句のつけようがありません。
「Clear AIM(黒挿入)」機能や暗いシーンを鮮明に映し出す「Night Clear Vision」機能、内部フレーム遅延を抑える「スルーモード」などFPSやアクションゲームで快適に有利に遊びやすくなる機能も備わっています。
価格は240Hzである分高めの値段設定ですが、それに十分に見合ったスペックと機能を備えています。
BenQ ZOWIE XL2746K(フルHD)
FPS・TPSで勝利を追い求めるなら選ぶべきプロ仕様のゲーミングモニターです。
パネルタイプはTNで応答速度が非常に速く、なおかつDyAc+による黒挿入機能で完全に残像を消滅させます。
解像度がフルHDなのも240Hzという高リフレッシュレートを維持するためには高解像度は優先度が低いので十分と言えるでしょう。
当然ながら暗いシーンの視認性を向上させる「Black eQualizer」機能、索敵がしやすくなる「Color Vibrance」機能などゲームをより快適に有利にプレイできる仕様になっています。
27インチのサイズで「FPSを極めたい」・「勝つためにモニターを妥協したくない」という方に最もおすすめなゲーミングモニターです。
360Hzの27インチゲーミングモニターおすすめ機種
Dell AW2724HF
最高スペックでゲームを遊びたいという人におすすめな360Hzゲーミングモニターです。
27インチで360Hzはほぼこれ一択な選択肢となります。
IPSパネルの選択肢はこれしかありませんが、Dellのゲーミングブランド「Alienware」のゲーミングモニターなので製品として不満を感じるところは出てこないでしょう。そういった安心感があります。
応答速度0.5ms、リフレッシュレート360Hzで基本画面はブレが無く残像は発生しません。
IPSで360Hz出せる27インチゲーミングモニターとしては競合がほぼいないにも関わらず、割と安い価格に収まっている印象です。
最高のスペックを追い求める人におすすめのゲーミングモニターです。
Dell AW2725DF
超高級フラグシップモデルを求める方におすすめのがこのゲーミングモニターです。
このゲーミングモニターの売りはなんといってもパネルタイプが有機ELなところです。
有機ELのため応答速度は脅威の0.03ms。0.3msではありません。それよりも1桁小さいです。残像とは無縁のゲーム生活となるでしょう。
有機ELの圧倒的な黒の美しさと発色の良さ、まったくない残像も相まって映像の没入感はIPSパネル等の液晶では味わえないものがあります。
ゲームを遊ぶにしても映像鑑賞するにしても最高の体験ができる1台となるでしょう。
曲面ディスプレイの27インチゲーミングモニターおすすめ機種
Dell S2721HGF
湾曲したゲーミングモニターが欲しい人におすすめの1台です。
27インチモニターでは湾曲モニターはほぼ選択肢がなく、まともなメーカーから発売されている機種はこれぐらいです。
価格は高すぎず安すぎず、標準的で、応答速度・リフレッシュレートともに必要十分な性能をしています。
スペック上ゲーミングモニターとして不満を感じる部分は基本的に無いので、湾曲モニターを求めている人は買いな1台です。
27インチゲーミングモニター選び方ガイド
27インチのメリット
臨場感や迫力、没入感UP
画面サイズが大きくなることで視野を画面が覆う割合が増えるので、臨場感が増し、迫力や没入感がUPします。
よりゲームの体験の質を上げたい人に27インチはおすすめです。
27インチはバランスの取れたサイズ
ゲームも楽しめ(32インチ~の大サイズモニターにあるようなリフレッシュレートや応答速度の低下が少ない)、かつ作業や仕事用途としても使いやすい。いろんな用途で併用するには一番適している、汎用性がとても高いサイズです。
意外と価格が安い
27インチは24インチよりも画面サイズが1.265倍になりますが、価格はそれほど変わりません。フルHDの場合はほぼ一緒です。
また、解像度がWQHDの場合はドットの数が1.77倍に増えるのにも関わらず、価格はせいぜい1.5~2倍に収まるのでコスパはかなり高いです。
27インチのデメリット
画面中心から画面端までの目線移動に時間がかかる。視野に画面端が収まらないことがある
主にFPSをはじめとする高速な動きと素早い判断が必要なアクションシューティングゲームを遊ぶ人にとっては命取りになることもある。一般的には24インチが一番シューティングゲームを遊ぶのに最適な大きさと言われている。FPSやTPSのプロも24インチを選ぶ人の割合が高い。
27インチも人によってはちょうどよい大きさと感じる人もいる。24インチだと少し窮屈な感覚を覚える人は27インチのほうが良いかもしれない。また、エイムのし易さは人による。自分のエイムの合わせやすいマウスやコントローラーの移動距離というものがあるため、24インチがちょうどよい人や27インチの広さだとちょうど良い移動距離でエイムが合う人もいる。
解像度がWQHDの場合マシンスペックが要求される
フルHDからWQHDになるとドットの数は1.77倍になります。制御しないといけないドットの数が1.77倍になるので、マシンのスペックもそれ相応に上げなければフルHDと同等のリフレッシュレートや応答速度を実現できません。
グラフィックカードは1グレードアップしたものを用意する必要があるでしょう。
27インチゲーミングモニターを選ぶ際に気をつけるべきこと
解像度は安いフルHDと少し高いWQHDの2択
27インチにちょうどよい解像度はフルHDとWQHDの2つです。
両者の違いは以下のようになっています。
フルHD | ・ゲーミングモニターの標準的な解像度で使用者が一番多い ・モニター価格が安い ・ドットの数が4KやWQHDに比べ少ないため、ゲーム機やゲーミングPCのマシンスペックをそれほど必要とせず、高リフレッシュレートかつ高速な応答速度を確保しやすい |
WQHD | ・ゲーミングモニターでは少し高めの解像度だが近年のマシンスペックの向上に伴って徐々に使用者が増加している ・モニター価格は少し高め ・ドット数がフルHDに比べ1.77倍なので、マシンスペックもフルHDに比べると大幅に必要になる ・そのためハイスペックなマシンを使用しないとリフレッシュレートや応答速度が犠牲になりやすい |
27インチは24インチに比べて画面サイズが約1.27倍なのでフルHDだと若干ドットの粗さが気になる可能性があります。
27インチではWQHDの方が理想的ですが、その分リフレッシュレートや応答速度を確保するのが難しいので、用意するゲーム機やゲーミングPCのマシンスペックを考慮して選ぶ必要があります。
解像度の選択肢としては「4K」も選択肢になりますが、ディスプレイのサイズ感を考えると過剰なスペックといって良いでしょう。4K対応モニターを購入するなら32インチ~のモニターを検討してみてください。
上限のリフレッシュレートの種類が多いため自分にあったものを選ばないと過剰スペックになってしまう
無駄金は使いたくないですよね。
自分がゲーミングモニターを使う用途をしっかり決めておかないと、モニタースペックの無駄になります。
スペックが高いモニターは価格の上昇幅が大きので、きちんと自分の用途に合ったものを選ばないと無駄な出費が増えてしまいます。
また、解像度がWQHDになるとマシン(ゲーム機やゲーミングPC)のスペックの要求値もより高くなり、簡単には高いリフレッシュレートを維持できなくなります。
基本的に27インチWQHDで240Hzのリフレッシュレートを維持するのは現実的ではないです。(画質等の映像の見栄えを犠牲にすれば達成できることもあります。)
自分の所有しているマシンのスペックに自身がない人や標準的なマシンスペックのゲーミングPCを所持している人は165Hzぐらいが現実的な上限値となることを覚えておいてください。
そのうえでゲーミングモニターを決めると価格的にも理想的な一台を選ぶことができるでしょう。
27インチは曲面ディスプレイも選択肢に
あまり多くはない選択肢ではあるが、臨場感が上がりゲームがより楽しくなる。画面端までの目線の移動距離が少し軽減されるためFPS等の動きの早いゲームにも対応しやすい。
作業用にも使えるが、仕事や作業兼用のモニターとして導入する場合はあまり向かない。
27インチは種類が豊富過ぎて優良モニターとそうでない劣悪なモニターの違いがわかりにくい
変なメーカーのゲーミングモニターを買ってしまうと後悔します。公称のスペックは良くても、実際に使ってみると発色が悪かったり、応答速度がスペックどおりでなく残像がたくさん発生したりと結局使い物にならないケースはたくさんあります。
そういった自体に陥らないようにゲーミングモニターのメーカーには注意を払ったほうが懸命です。
以下の記事はゲーミングモニターのメーカーで信頼の置ける有名なメーカーを選んで、その特徴などをまとめたものになります。参考までに御覧ください。
24インチに比べエンタメ要素(映像鑑賞)用途にも使いやすい機種が増える
画面が標準サイズの24インチよりも大きいため、特に動画やアニメ・ドラマ・映画等の映像作品の鑑賞に向いています。
また、解像度もWQHDが選択肢になり、画面サイズに対してのドットの数が多くなるため、よりきめ細かで詳細な映像が楽しめるようになります。