HDMI 2.1って何がすごいの?初心者向け|メリット・機能・注意点をやさしく解説

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初心者でもわかる。HDMI2.1とは?完全ガイド

HDMI 2.1は、テレビやモニター、ゲーム機などで使われるHDMIケーブルの最新バージョンです。帯域幅がこれまでより格段に広がり、従来よりも高精細な映像や高音質な音声を、よりスムーズかつ安定して伝送できるのが特徴です。

主なメリットは以下の通りです:

  • 4K/120Hzのなめらかなゲーム映像(PS5やXbox Series Xなど)
  • VRR(可変リフレッシュレート機能)対応
  • Dolby AtmosやDTS:X対応機器で楽しめる臨場感のある音響体験(eARCに対応)
  • さらなるHDR性能の強化(ダイナミックHDR)
  • 8K映像にも対応できる将来性

つまりHDMI 2.1は、最新のゲームや映画をより快適に楽しむために欠かせない規格となります。今後はテレビやゲーミングモニターの購入時には、「HDMI 2.1対応かどうか」が重要な判断材料になります。

この記事では、HDMI 2.1の特徴や利点、知っておきたい注意点などを初心者にもわかりやすく解説していきます。

HDMI2.1とその他HDMIバージョンの性能比較表

HDMIバージョン
(帯域幅)
対応する「最大解像度 / リフレッシュレート」HDR対応主な特徴・備考
HDMI 1.4
(10.2Gbps)
FHD(1920 × 1080) / 120Hz
WQHD(2560 × 1440) / 60Hz
4K(3840 × 2160) / 30Hz
✕(HDR非対応)WQHDやフルHD中心の環境に適している。4Kは映像向き。
HDMI 2.0
(18.0Gbps)
FHD(1920 × 1080) / 240Hz
WQHD(2560 × 1440) / 144Hz
4K(3840 × 2160) / 60Hz
✕(HDR非対応)多くのゲーミングPCやPS4 Pro世代に適合。
HDMI 2.0a
(18.0Gbps)
同上〇(HDR10)HDR10に対応。WQHD/144Hzも安定して扱える。
HDMI 2.0b
(18.0Gbps)
同上◎(HDR10 / DolbyVision / HLG)HDR10に加えDolbyVisionやHLGにも対応。WQHD/144Hzゲーミングに最適。
HDMI 2.1
(48.0Gbps)
FHD(1920 × 1080) / 360Hz
WQHD(2560 × 1440) / 240Hz
4K(3840 × 2160) / 120Hz
8K(7680 × 4320) / 60Hz
◎(HDR10+ / Dolby Visionなど)Nintendo Switch2・PS5・Xbox Series X向け。WQHDや4Kでも高リフレッシュレート可。
HDMI 2.1a
(48.0Gbps)
FHD(1920 × 1080) / 360Hz
WQHD(2560 × 1440) / 240Hz
4K(3840 × 2160) / 120Hz
8K(7680 × 4320) / 60Hz
◎(Dynamic HDR + SBTM)さらに進化したHDR機能。WQHD環境でも高品質表示が可能。

HDMI 2.1の主な進化ポイント

HDMI2.1で進化したポイントは具体的には以下の5つです。

  • 高リフレッシュレート対応
  • HDR性能の強化(ダイナミックHDR対応)
  • eARC(強化オーディオリターンチャンネル)対応
  • VRR(可変リフレッシュレート)対応
  • ALLM(自動低遅延モード)対応

高リフレッシュレート対応

従来のHDMI 2.0では4K/60Hzが限界でしたが、HDMI 2.1では倍の4K/120Hzに対応し、映像がよりなめらかになります。特にFPSやレースゲームなど、素早い動きのあるコンテンツで映像の滑らかさが格段に向上します。

動きの激しい場面でも映像がブレにくく、視認性やリアルタイムでの操作性が大きく向上します

HDR性能の強化(ダイナミックHDR対応)

従来のHDRは映像全体に一律の明るさ設定を適用していましたが、HDMI 2.1では「Dynamic HDR」に対応し、シーンごと、あるいはフレームごとに最適な明るさ・色調を自動調整できるようになります。

これまでのHDRよりも自然でリアルな映像表現が可能になりました。これにより、映画やゲームでの明暗表現の幅が格段に広がります。

eARC(強化オーディオリターンチャンネル)

eARCは、従来のARC(オーディオリターンチャンネル)よりも大容量・高解像度の音声信号を伝送できる機能です

従来よりも高音質なフォーマット(Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響)に対応し、サウンドバーやAVアンプと組み合わせることで、臨場感のある音響体験を実現できます。

VRR(可変リフレッシュレート)

VRR(Variable Refresh Rate)は、ゲーム機やPCが出力するフレームレートの変動に合わせて、ディスプレイのリフレッシュレートを自動で調整してくれる機能です。

これにより、「カクつき」や「画面のズレ」(スタッタリングやティアリングといいます)が解消されます。ゲーム中にフレームレートが変動しても映像が常にスムーズに表示され、快適なゲームプレイが可能になります

ALLM(自動低遅延モード)

ALLMは、ゲーム機などのHDMI 2.1対応機器とテレビ・モニターを接続すると、コンテンツに応じて自動的に”ゲームモード(低遅延モード)”へ切り替えてくれる機能です。

これにより、低遅延な表示が可能となり、プレイヤーはストレスなく操作に集中することができます

HDMIの進化と2.1の登場

HDMIバージョンの変遷
バージョン主な特徴
HDMI 1.4フルHD(1080p)対応、3D対応
HDMI 2.04K/60Hz、静的HDR、高音質出力対応
HDMI 2.14K/120Hzや8K/60Hz、動的HDR・VRR・eARC・ALLMなど最新機能を搭載

HDMIは、テレビやモニターに機器をつなぐための定番ケーブルですが、バージョンによって性能が大きく異なります。

HDMI 2.1はなめらかな高画質映像、快適なゲーム操作、高音質のサウンドなど、家庭のエンタメ体験を大きく進化させる重要な規格です。今後の環境整備にも対応できる柔軟性があり、次世代のスタンダードとして注目されています。

HDMI 2.1の具体的な活用シーン

PS5やXbox Series Xで最大性能を引き出す

HDMI 2.1に対応したゲーム機(PS5、Xbox Series X)は、4K/120HzやVRRなどの高度な映像機能をフル活用することで、従来よりもはるかに滑らかでリアルなゲーム体験が可能です。

特に、シューティングやアクションゲームではフレームレートの安定性が重要となり、HDMI 2.1がそれを支えます。

ゲーミングモニターで高速フレームレートの恩恵を受ける

HDMI 2.1対応のゲーミングモニターは、PCやゲーム機からの映像を高リフレッシュレート(例:144Hz、165Hz、240Hzなど)で表示でき、応答速度の速いパネルと組み合わせることで、遅延や残像の少ないゲームプレイを実現します。

またVRR機能により、GPUからのフレーム出力とモニターの表示が同期され、画面のズレ(ティアリング)を防ぎます。

eARC対応のAVアンプで映画館レベルのサウンド体験

eARC(Enhanced Audio Return Channel)は、HDMI 2.1で強化された音声伝送機能です。これにより、Dolby AtmosやDTS:Xなどの高品質サラウンド音声をテレビからAVアンプに劣化なく伝送できます。

Blu-rayやNetflixなどの高音質コンテンツを、まるで映画館にいるかのような臨場感で楽しむことができます。

HDMI2.1の知っておきたい注意点

HDMI 2.1に「完全対応」しているか要チェック!

HDMI 2.1対応と表示されている製品でも、その対応範囲はまちまちです。たとえば、「4K/120Hzには対応しているがVRRは非対応」「eARCには対応しているがALLMには非対応」といったケースもあります。

パッケージやメーカー公式サイトで、どの機能が実装されているかを必ず確認しましょう。また、テレビやモニターによっては、特定のHDMI端子だけが2.1に対応していることもあるため、端子番号にも注意が必要です。

ケーブルも重要!

HDMI 2.1の性能を最大限に活かすには、ケーブルにもこだわる必要があります。従来の「High Speed HDMI」ケーブルでは、4K/120Hzや8K/60Hzなどの大容量伝送には対応できません。

必ず「ウルトラハイスピード(Ultra High Speed)HDMI」認証マークがあるケーブルを選びましょう。

これにより、48Gbpsの帯域幅が保証され、ノイズ耐性も向上します。見た目は似ていても性能差が大きいため、パッケージ表示をよく確認することが大切です。

HDMI2.1のよくある質問(FAQ)

Q
HDMI 2.1とHDMI 2.0の互換性はある?
A

はい、HDMIは下位互換性があるため、HDMI 2.1の機器とHDMI 2.0の機器を接続することは可能です。ただし、その場合は両機器が共通してサポートする機能しか利用できません。

たとえば、HDMI 2.1対応のゲーム機をHDMI 2.0のテレビに接続した場合、4K/120HzやVRR、eARCなどの機能は使えず、最大でも4K/60Hzや従来のARCまでの対応にとどまります。逆に、HDMI 2.0の出力機器をHDMI 2.1対応のテレビにつないでも、出力側の仕様に制限されるため、2.0相当の性能にとどまります。

このため、HDMI 2.1の性能を十分に引き出すには、機器・テレビ・ケーブルのすべてが2.1に対応している必要があります。

Q
HDMI 2.1とDisplayPortの違いは?
A

DisplayPortとHDMIはどちらも映像と音声を伝送するインターフェースですが、用途や性能に違いがあります。

DisplayPortは主にパソコンやゲーミングモニター向けに設計されており、高リフレッシュレートや高解像度の映像を安定して出力できるのが特徴です。特にDisplayPort 1.4や2.0では、4K/144Hzや8K/60Hz以上の出力が可能で、PCゲーマーや映像制作に携わるプロフェッショナルに好まれています。また、マルチディスプレイ出力(デイジーチェーン)や可変リフレッシュレート(Adaptive Sync)の対応も早かった点も利点です。

一方、HDMIはテレビや家庭用ゲーム機、AV機器などとの親和性が高く、家電業界を中心に広く採用されています。HDMI 2.1では4K/120Hzや8K、eARC、VRR、ALLMといった機能が追加され、DisplayPortに近い性能を実現しつつ、音声伝送や家電機器との連携に強みを持っています。

つまり、DisplayPortは「PCに特化した高性能な映像出力」、HDMIは「家庭のエンタメ機器を包括的にサポートする汎用インターフェース」と言えます。どちらを選ぶべきかは、使用する機器や目的によって異なります。

Q
HDMI 2.1が必要ない人もいる?
A

映画やテレビ視聴が中心であればHDMI 2.0でも十分です。高リフレッシュレートのゲームや高音質な映画鑑賞を求める方にHDMI 2.1は向いています。

Q
HDMI 2.1対応モニターは高価ですか?
A

例えばHDMI 2.1対応のゲーミングモニターは、HDMI 2.0対応製品に比べておおよそ1〜2万円程度高くなる傾向があります(価格帯によって異なります)。

たとえば同じ4K/60Hz対応のモニターでも、HDMI 2.1対応版は4K/120HzやVRRなどを搭載するため、機能強化に伴って価格が上がります。最新機能を求めるかどうかに応じて、予算に余裕を持って選ぶことが大切です。

Q
HDMI 2.1対応かどうかはどう確認したらよいですか?
A

製品の仕様書で「HDMI 2.1」や「4K/120Hz」「VRR」「eARC」などの記載を確認しましょう。

Q
HDMI 2.1対応機器とケーブルは両方必要?
A

はい、どちらも対応していないとHDMI 2.1の性能を活かせません。

Q
HDMI 2.1ケーブルの選び方は?
A

「ウルトラハイスピード(Ultra High Speed)HDMI」認証の製品を選びましょう。

Q
HDMI 2.1は8K対応に必須?
A

8K/60Hz映像の表示にはHDMI 2.1が必要です。8K映像を視聴する予定があるなら導入を検討しましょう。

Q
HDMI 2.1はYouTubeやNetflixの視聴にも影響する?
A

基本的にはHDMI 2.1でなくてもYouTubeやNetflixの視聴には問題ありません。多くの配信コンテンツは4K/60HzやHDR10に対応しており、HDMI 2.0でも十分に楽しめます。

ただし、将来的に配信プラットフォームが4K/120HzやDynamic HDRなどに対応していくと、HDMI 2.1の恩恵が活きてきます。音声面ではeARCを通じてより高音質な再生(Dolby Atmosなど)が可能になるため、AVアンプや高性能サウンドバーを活用する方にはHDMI 2.1の価値があります。

Q
HDMI 2.1対応機器でも機能に制限があることはありえる?
A

一部の製品ではHDMI 2.1ポートの数や機能が限定されている場合があります。購入前に詳細を確認しましょう。

Q
HDMI 2.1で高画質録画・キャプチャはできる?
A

可能です。ただし録画側の機器もHDMI 2.1に対応している必要があります。

Q
プロジェクターでHDMI 2.1は使える?
A

一部の新型プロジェクターは対応しており、高画質・低遅延の投影が可能になります。

Q
HDMI 2.1はノートパソコンでも使える?
A

一部の最新ノートPCに搭載されていますが、対応ポートか確認が必要です。

Q
HDMI 2.1はMacにも対応する?
A

M1以降のMacでは一部モデルがHDMI 2.1に対応していますが、対応解像度やリフレッシュレートはモデルによって異なります。

Q
HDMI 2.1は長いケーブルでも大丈夫?
A

「ウルトラハイスピード(Ultra High Speed)HDMI」ケーブルなら最大5m程度まで安定性が期待できます。

HDMI 2.1はこんな人におすすめ!

  • PS5・Xbox Series X・Nintendo Switch2でなめらかなゲーム体験をしたい人
  • レースゲームやFPSなど、応答速度やリフレッシュレートが勝敗を左右するタイトルを遊ぶゲーマー
  • ゲーミングPCを高性能モニターで運用したいユーザー
  • Dolby AtmosやDTS:Xなどの高音質なオーディオを映画館のように楽しみたいオーディオファン
  • 将来的に8K対応の環境構築を考えている人

HDMI 2.1は、より高精細な映像と、快適なレスポンスを求めるユーザーが選ぶべき規格です。

おすすめのHDMI2.1ケーブル

スタンダードなHDMI2.1ケーブル。価格の安いHDMI2.1ケーブルが欲しい人におすすめ。3mまで1m刻みで長さが選べる。

ナイロン編み込み素材により曲げに強く耐久性が高い。取り回しが良くいろいろな構造にフィットする。2m以上の長めのケーブルが必要な人におすすめ。

おしゃれなモニターや機器と色を統一させたい人におすすめのHDMI2.1ケーブルです。白色の他にもパステルカラーの「パープル・ピンク・ブルー」、「ベージュ」、「ミントグリーン」といった色が選べます。

5mの長いケーブルが欲しい人におすすめ。曲げに強い素材で耐久性が高く断線も心配ありません。また、3重シールド構造によりノイズに強いためケーブル長が長い場合の伝送も安定します。

まとめ

HDMI 2.1は単なる「次世代規格」ではなく、現代のエンタメ体験を一段上に引き上げる強力なツールです。

ゲーム・映像・音響のすべてを高い次元で楽しみたい方にとっては、まさに必須の存在。対応機器やケーブルを正しく選んで、自分に最適な環境を整えましょう。