「Switchをモニターにつなげてもスピーカーが搭載されていなくて音が出ない。」
「モニターついているスピーカーじゃ満足できない。」
「ヘッドホンだと聴き疲れする。」
「長時間の使用だとヘッドホン難聴が怖い。」
「中途半端なヘッドホンやイヤホンよりも迫力のある音を楽しみたい。」
こういった悩みを抱えていて、外部スピーカーを使いたい人へ、
この記事ではSwitchとスピーカーの接続方法を紹介します。
方法その1【一番簡単】Switch上部のヘッドホンジャック(ステレオミニ端子)とスピーカーを直接接続する
Switchには本体上部の右の方にヘッドホンやイヤホンをつなげるステレオミニ端子が付いています。
ここにRCAオーディオケーブルやAUXケーブルを使ってスピーカー等のオーディオ機器に接続することができます。
Switch → RCA(AUX)ケーブル →スピーカー
AUXケーブル
一番基本的な方法なので誰でも手軽に接続できます。まずはこの方法を試してみて音質に満足できるならこれでOKです。
おすすめRCAケーブル↓
おすすめAUXケーブル2選↓
もっと音質にこだわりたい人は以下の「方法その2」を試してみてください。
方法その2【音質向上】USB-DACを介してスピーカーに接続
上記の「方法その1」ではSwitchとスピーカーを直接ケーブルでつなぎましたが、より音質を向上させる方法として、Switchとスピーカーの間にUSB-DACをかます方法があります。DACは一般的に「ダック」と発音されます。
USB-DAC
接続の方法としては、SwitchとUSB-DACをUSBケーブルで接続し、USB-DACからスピーカーに対応したケーブル(一般的にはRCAケーブルやAUXケーブル)で接続します。↓
Switch → USB-DAC → スピーカー
基本的にはSwitchとスピーカーを直接つなぐ方法と一緒ですが、間にUSB-DACを介することによって、DACの性能により音質が向上します。DACを高価なものにすればするほど音質は向上します。
一つ注意すべきなのは、USB-DAC自体がSwitchに認識されない場合スピーカーから音が出ません。
USB-DACを購入する際はそれがSwitchに対応しているかどうか調べましょう。
Amazonで購入する場合は「Switch DAC」などで商品を検索し商品のレビューを読んでSwitchに言及しているものがないか探しましょう。たいていSwitchと接続できるかどうかレビューしている人がいます。
おすすめUSB-DAC↓
また、直接DACをNintendo Switchに接続するのではなく、Nintendo Switchが認識するDDC(デジタル・トゥ・デジタルコンバーター)を活用し、Nintendo SwitchのUSB出力を他のデジタル出力方式(光デジタル、同軸デジタル)に変換し、Nintendo Switchが認識しないUSB-DACへつなげるという方法もあります。
Nintendo Switch → DDC → USB-DAC → スピーカー
DDCとUSB-DACの間は光デジタルケーブルもしくは同軸デジタルケーブルで接続します。DDCとUSB-DACの両方が対応しているケーブルを選んでください。ケーブルは安価なものでかまいません。
この方式はどうしても使いたいけどSwitchに認識されないUSB-DACをすでに所有していて、それをNintendo Switchにつなげたい場合に有効です。ただしDDCとケーブル分の費用も余計にかかるので注意が必要です。
3000円程度のUSB-DACでも音質の向上が見込めるため、「迫力のある臨場感の増したゲームプレイを楽しみたい」「FPSやスプラトゥーン等ではっきりと物音を聞き分けたい」と思っている方にはおすすめの方法です。
方法その3【配線スッキリ】Bluetoothで無線接続する
スピーカーがBluetoothの無線接続に対応していればSwitchのBluetooth機能を使って無線で接続しスピーカーから音をだすことができます。
やり方はSwitch本体とスピーカーをBluetoothでペアリングするだけです。
Switch → Bluetooth → スピーカー
ケーブル類が必要なくなり、配線がスッキリするというメリットがあります。
ただし、無線接続のため音声に遅延が生じてしまうというデメリットもあります。
特にSwitch本体のBluetooth機能を使用するとコーデックがSBCのため遅延が大きくゲーム体験を損ねてしまう可能性が高いです。
より遅延をなくすためにはSwitch本体に接続できるBluetoothアダプター(トランスミッター)を使用すると良いでしょう。
Bluetoothアダプター(トランスミッター)
Bluetoothアダプター(トランスミッター)の対応コーデックが重要で、aptXかできればaptX LLに対応している製品を使用しましょう。(対応しているならaptX Adaptiveもおすすめ)
| コーデック | 特徴・音質・遅延 |
|---|---|
| SBC | Bluetoothの標準コーデック。音質は一番低く遅延もそこそこある。 |
| aptX | SBCに比べ高音質かつ低遅延のコーデック。 |
| aptX LL | aptXをより低遅延にしたコーデック。遅延が一番少ない。ゲームや動画視聴に最もおすすめ。音質も十分。 |
| aptX HD | aptXをより高音質にしたコーデック。遅延はaptXよりも多い。 |
| aptX Adaptive | aptXを高音質かつ低遅延にした次世代のコーデック。対応機種が少ない。音質は最も良い。遅延も少ないがaptX LLより僅かに多い。 |
| AAC | Apple社製品に主に使われているコーデック。SBCよりは音質がよく遅延も少ない。基本Switch等では使えないので気にしなくて良い。 |
| LDAC | Sonyが開発した音質に特化したコーデック。音質はaptX Adaptive同様最高だが遅延はかなり多い。 |
おすすめBluetoothトランスミッター↓
方法その4【おまけ】HDMI分離機を使用して音声信号だけをスピーカーに接続する【あまりおすすめしない】
Switchからモニターへ接続するHDMIケーブルの信号を映像と音声に分離することでスピーカーへ接続する方法もあります。
方法はモニターへHDMIで接続する前にHDMI分離機を使って信号を映像と音声に分離し、映像信号はモニターへ、音声信号はスピーカーへとそれぞれケーブルで接続することでスピーカーから音をだすというものです。
おすすめHDMI分離機↓
ただし、音質面でも特別メリットがあるわけではなく(DACの性能ならUSB-DACを使うほうが良い)、デジタル出力で別途アンプにつなげることで音質はアンプ依存にできますが、音量調整をSwitchで行えないデメリットもあり、あまりおすすめの方法とは言えません。
コントローラーからSwitch本体のボリュームコントロールをすることも多いでしょうから割りと致命的なデメリットを抱えている方法です。
USB-DACと同様に分離機をSwitchとスピーカーの間にかます方法なので分離機代余分に費用がかかるのもあまり好ましくない点です。
また、さらに分離機からモニターへとつなげるケーブルが別途必要になるのでその分の費用も余分にかかり、上記の3つの方法よりも費用がかさんでしまうのも欠点です。





