【2025年版】32インチのゲーミングモニターおすすめ6選|4KとWQHDの最適解、仕事兼用の選び方まで

※記事内に広告が含まれています。

おすすめ32インチゲーミングモニター 選び方や注意点もやさしく解説

「迫力のある大画面でゲームを楽しみたい」「作業効率も上げたい」──そんな人にぴったりなのが32インチのゲーミングモニターです。

27インチでは少し物足りないと感じる人にとって、32インチは満足感を得やすいサイズです。

特に4K解像度との相性が良く、映像美と作業効率を両立できるのが魅力です。

この記事では

32インチゲーミングモニターのおすすめ機種を6つ厳選して紹介します。また、32インチゲーミングモニターの選び方、よくある質問なども掲載し、初心者でも自分にあった機種を選べるようにしました。

32インチゲーミングモニターの魅力

32インチゲーミングモニターの魅力
  • 迫力あるゲーム体験:大画面と高解像度でFPSやRPGをプレイすると、臨場感が大幅に向上します。
  • 作業効率の向上:4Kなら複数ウィンドウを並べても快適で、仕事や動画編集にも最適です。
  • 映像美の追求:高精細な4Kパネルは、映画鑑賞やグラフィックデザインにも向いています。

32インチというサイズは、フルHDだと画素が粗く感じられる一方、WQHDや4K解像度では広い作業領域と高精細さを活かせます。特に4Kでは「大きさ×解像度」のバランスが絶妙で、映像体験を一段階引き上げてくれます。

32インチゲーミングモニターの選び方

ゲーミングモニターの選び方
  • 解像度
  • 視聴距離とジャンル適性
  • リフレッシュレート
  • 応答速度
  • 接続端子とその他機能
  • HDRと色域

解像度の選び方

32インチはフルHDでは粗さが目立つためおすすめできません。候補はWQHD(2560×1440)か4K(3840×2160)の二択です。

WQHDは約350万画素で32インチに映すと、70~90cmほど離れて見れば自然な解像感になります。4Kは約830万画素とさらに細かく、50~70cmの近距離でも文字や映像がくっきり緻密に描写されます。

映像美を求めるなら4K、軽快さやコストバランスならWQHDが良いでしょう

ポイント:映像美なら4K、バランスならWQHDが最適。

視聴距離とジャンル適性

FPSなど対戦シューター系のゲームタイトルは情報量の把握が勝率に直結するため27インチ以下が理想です。32インチでは視線移動が増えやや不利ですが、距離を取れば十分プレイ可能です。

一方で、オープンワールドやRPGのように没入感を重視するタイトルでは32インチの迫力が強みになります。

ポイント:FPSは距離調整が必要、RPGは迫力で映像が映える。

リフレッシュレート

最低でも144Hz以上を選ぶのが基準です。165Hzや180HzであればFPS以外のゲームも軽快に楽しめます。240Hz以上は主に競技性の高いFPS向けで、一般的な用途ではオーバースペックになりやすいです。

ポイント:144Hz以上を基準に、ジャンルや用途で必要な数値を決める。

応答速度

応答速度は1ms(GTG)程度を確保すれば十分です。

0.5msを謳う機種は映像によるブレや残像をさらに抑えたい人向け。安価なモデルでは応答速度が遅いこともあるため、公称値だけでなくメーカーの信頼性も確認しましょう。

ポイント:1ms前後を目安に、残像をより減らしたい人は0.5ms対応も検討。

接続端子と機能

HDMI2.1はPS5やXbox Series X/Sで4K120Hzを楽しむために必須。PC用途ならDisplayPort1.4も重要です。

さらにUSB‑C入力やKVM機能があると、ノートPCとの接続や仕事兼用が格段に快適になります。スタンド調整やリモコン操作の有無も実用性を左右します。

ポイント:HDMI2.1とUSB‑C対応の有無を要チェック。

HDRと色域

HDRはDisplayHDR600以上で真価を発揮します。HDR400は改善効果は軽微なので“おまけ”と考えるとよいでしょう。

色域はDCI‑P3 95%以上や量子ドット対応モデルなら映像美が格段に向上します。動画編集や写真作業にも兼用したいなら重視すべき要素です。

ポイント:HDR600以上と広色域(DCI‑P3 95%以上)が満足度の鍵。

32インチゲーミングモニター早わかりスペック比較表

今回の選定は、(1)最新/現行流通性、(2)ゲーミングの実利に効くスペック(4K/144Hz、VRR、HDR等級、低遅延モードなど)、(3)使い勝手(端子構成、スタンド、OSD、リモコン・KVM)、(4)国内サポートの安心度、(5)実売価格の納得感――の5点で総合評価しています。


機種解像度/リフレッシュレートパネルHDR主な端子ひと口メモ
Dell G3223Q4K/144HzIPSHDR600DP1.4、HDMI2.1×24K×144Hzのコスパ代表格。無輝点含む3年保証の安心感。
BenQ EX3210U4K/144HzIPS(量子ドット)HDR600DP1.4、HDMI2.1×2、USB×4良発色+2.1chスピーカー+自動調光で快適性が段違い。
ASUS PG32UQ4K/144HzIPS(量子ドット)HDR600DP1.4、HDMI2.1×2、USB×2過不足ない4K万能機。無駄を削ぎ価格も抑制。
IODATA GigaCrysta EX-LDGCQ321HDBWQHD/165HzADS(IPS系)DP×1、HDMI×3、USB‑C×1日本設計&低遅延モード。HDMI3系統とリモコンが実用的。
LG UltraGear 32GS75Q-BWQHD/180HzIPSHDR400DP×1、HDMI×2総合スペック最強クラス。sRGB99%、ピボット対応。
Acer XV320QULVWQHD/170Hz(OC)IPSHDR10DP×1、HDMI×2応答速度最速クラス。残像抑制を突き詰めたい人へ。

【4K】コスパ最強 Dell G3223Q

画面サイズ32インチ
解像度4K(3840×2160)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート144Hz
応答速度1ms(GTG)
入力端子DisplayPort 1.4×1
HDMI 2.1×2
スタンド機能高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能
USBハブ機能2×USB3.2Gen1
スピーカーなし
VESAマウント有り 100x100mm
公式サイト:Dell 32 4K UHDゲーミング モニター – G3223Q

4Kゲーミングモニターに必要な機能を漏れなく満たしながら、人によって必要不必要が分かれるような機能を省いた、コストパフォーマンスを重視したモデルです。

このモデル特有のゲーム中に攻略情報を確認したり他の作業ができるマルチタスク機能は魅力的です。

高い買い物なので万が一を考えると、Dellの3年間の無輝点保証が無料でついてくるのはかなり大きなメリットになります。

無輝点保証とは

保証無輝点保証とは、もしも画面内にずっと光りっぱなしのドットが1つでもある場合(1つだけの場合他メーカーだと交換できない事がある)に無料でモニターを交換できるという保証です。Dellプレミアムパネル保証ガイドライン

【4K】超スペック最高パフォーマンス BenQ MOBIUZ EX3210U

画面サイズ32インチ
解像度4K(3840×2160)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート144Hz
応答速度2ms(GTG)、1ms(MPRT)
入力端子DisplayPort 1.4×1
HDMI 2.1×2
スタンド機能高さ・チルト・スイベル調節機能
USBハブ機能4×USB3.0
スピーカー2.1Ch (2Wx2 + 5W ウーファー)
VESAマウント有り 100x100mm
公式サイト:https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex3210u/spec.html

4Kゲーミングモニターをフルに楽しみたいならこのモニターが最適解です。

リフレッシュレートも144Hzまで対応し、応答速度も2ms(GTG)とリフレッシュレートに対する必要な速度を十分に満たしています。

VESA DisplayHDR 600に対応し、対応している映像を見たりゲームをプレイする場合の映像の綺麗さや迫力は他のモニターでは味わえない感動を与えてくれるでしょう。

HDRについて詳しくは↓

輝度自動調整や高性能のスピーカー、パネルの発色の良さなど価格が高い分リフレッシュレートや応答速度などのゲーミング面以外で他の4Kモニターよりも品質グレードが2段階ぐらい高いのが特徴です。

ゲームはもちろん、美麗な映像の映画やドラマ、色の再現度が重要なグラフィック関連の仕事にも耐える、あらゆる用途で最高峰の能力を発揮してくれるフラグシップな一台です。

【4K】ちょうどいいハイスペック ASUS ROG Swift PG32UQ

画面サイズ32インチ
解像度4K(3840×2160)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート144Hz
応答速度1ms(MPRT)
入力端子DisplayPort 1.4×1
HDMI 2.1×2
スタンド機能高さ・チルト・スイベル調節機能
USBハブ機能2×USB3.2 Gen 1 Type-A
スピーカー5Wx2
VESAマウント有り 100x100mm
公式サイト:https://rog.asus.com/jp/monitors/32-to-34-inches/rog-swift-pg32uq-model/

ハイスペックだけど無駄な機能を詰め込みすぎないちょうどよく価格も少し抑えた4KモデルがこのASUS ROG Swift PG32UQです。

一つ前に紹介した「BenQ MOBIUZ EX3210U」と似たようなスペックを持ちますが、スピーカー性能をグレードダウンし自動調光機能などの人によっては必要ない機能を省いた感じのモデルになります。

しかしゲーミングモニターメーカーとして定評のあるASUS製のモニターなので品質は最高峰です。特にパネルの発色等色味に関する性能は多くのゲーマーから支持を受けているところです。

信頼できるメーカーの高性能で高品質なハイスペ4Kゲーミングモニターを程よい価格で購入したい人におすすめな1台です。

【WQHD】低遅延・日本製 IODATA GigaCrysta EX-LDGCQ321HDB

画面サイズ32インチ
解像度WQHD(2560×1440)
パネルの種類ADS(ADSパネルとはなにか?IPSとほぼ一緒だけど何が違うのか?
リフレッシュレート165Hz
応答速度オーバードライブ時最大時1ms(GTG)、非オーバードライブ時8ms(GTG)
入力端子DisplayPort ×1
HDMI ×3
USB-C ×1
スタンド機能高さ・チルト・スイベル調節機能
USBハブ機能1×USB2.0
スピーカー3.5Wx2
VESAマウント有り 100x100mm
公式サイト:https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-ldgcq321hdb/

32インチWQHDのゲーミングモニターはどれも似たようなスペックをしていますが、このゲーミングモニターは日本製でかつ低遅延なのが売りです。

スルーモードでの内部フレーム遅延はなんと約0.04フレーム(約0.233ミリ秒)で操作と映像のブレが限りなく少なく、動きの速いゲームにも対応することができます。

IODATAのゲーミングモニターはリモコンが付いていたり、エコ機能があったりと他のメーカーよりもユーザーに優しい設計になっており信頼感があります。

ドット抜け保証の交換の際、日本企業の製品のためサポートの日本語での対応がスムーズなのも安心感があります。

【WQHD】価格とスペックの両立 LG UltraGear 32GS75Q-B

画面サイズ32インチ
解像度WQHD(2560×1440)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート180Hz
応答速度1ms(GTG)
入力端子DisplayPort ×1
HDMI ×2
スタンド機能高さ・チルト・ピボット調節機能
USBハブ機能なし
スピーカーなし
VESAマウント有り 100x100mm
公式サイト:https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/32gs75q-b/

32インチWQHDゲーミングモニターで総合的なスペックが一番高いのがこの機種です。

sRGBカバー率99%で色の再現性も高くパネル品質も高いです。

NVIDIA G-SYNC Compatible認証がなされているためNVIDIA製のGPUを搭載したゲーミングPCでもVRR技術(ティアリングやスタッタリングを抑える機能)の動作が保証されていることも性能の高さをうかがえる点の一つです。

DAS(Dynamic Action Sync) Modeで遅延も抑えることができ、動きの速いゲームにも対応できます。

ピボット回転(画面を縦向きに90度回転させる)が可能なのが唯一無二な点です。32インチでモニターを縦向き設置する人は多くないと思いますが、スペースの関係や使用用途的に縦型に設置したい場合はこの機種が唯一の選択肢になります。

【WQHD】応答速度最速 Acer Nitro XV320QULVbmiiphx

画面サイズ32インチ
解像度WQHD(2560×1440)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート170Hz
応答速度1ms(GTG)/0.5ms(GTG, Min.)
入力端子DisplayPort ×1
HDMI ×2
スタンド機能高さ・チルト・スイベル調節機能
USBハブ機能なし
スピーカー2W×2
VESAマウント有り 100x100mm
公式サイト:https://acerjapan.com/monitor/nitro/ xv0/XV320QULVbmiiphx

応答速度が最速の32インチWQHDのゲーミングモニターが欲しいならこの機種がおすすめです。

acer製のゲーミングモニターは応答速度が速いことで有名ですが、この機種もその例にもれずオーバードライブ時最大で0.5msまで速くなります。

1msと比較して体感で変わることは無いですが、応答速度の最大値がより速いことで、映像によって応答速度にブレが発生する際の安定感につながるので明確にメリットがあります。

残像の発生を極力抑えたい人はこのゲーミングモニターを選択すると良いでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q
32インチWQHDは文字が荒いですか?
A

32インチでWQHD(2560×1440)の画質は、フルHDよりきれいですが4Kほど細かくはありません。70〜90cmくらい離れて見れば十分に読みやすいです。ただ、机が小さくて近い距離で長時間文字を読む作業が多い人には4Kがおすすめです。

Q
PS5で4K/120Hzはできますか?
A

HDMI2.1に対応した4Kモニターなら可能です。PS5の設定画面で「画面とビデオ」→「映像出力」からVRRをオンにすると、映像がより滑らかになります。

Q
4K 144HzでPCゲームを遊べますか?
A

最新の重いゲームを4Kで144Hz出すには、とても高性能なグラフィックカードが必要です。快適に遊ぶなら、WQHDで144Hz以上を狙うほうが現実的です。

Q
内蔵スピーカーは必要?
A

モニターのスピーカーは音質が控えめなことが多いです。迫力を求めるなら外付けスピーカーやヘッドセットを使うと良いでしょう。内蔵スピーカーはあれば便利、というくらいに考えてください。

Q
モニターアームは使える?
A

VESAマウント対応ならモニターアームに取り付け可能です。ただし32インチは重さがあるので、対応するアームを選ぶ必要があります。

Q
湾曲モニターは必要?
A

没入感を求めるなら湾曲モニターはおすすめですが、仕事や作業が多い人は平面の方が扱いやすいです。好みと用途で選びましょう。

Q
電気代は高い?
A

4KモニターはWQHDより電気を多く使います。ただ最近のモデルは省エネ設計が進んでいるので、長時間使う人は省エネ機能や自動で明るさを調整してくれる機能付きモデルを選ぶと安心です。

まとめ:この基準で選べば大丈夫

「映像がとてもきれいな4K」か「動きがなめらかで扱いやすいWQHD」か、まずはここを決めると選びやすくなります。

そのうえで、自分がどんな距離で画面を見るのか、どんなジャンルのゲームをよく遊ぶのか、仕事との兼用を考えるのかを整理しましょう。

今回紹介した6台はいずれも特徴がはっきりしています。まずは「4KかWQHD」「必要な端子(HDMI2.1やUSB‑Cなど)」「最低限ほしいリフレッシュレート」を押さえてから、最後にメーカーごとの色合いや保証内容など好みを基準に選べば大丈夫です。迷う時間を減らして、自分にぴったりの一台にたどり着けるはずです。