【2025年版】360Hz以上ゲーミングモニターおすすめ11選|選び方・最新モデル総まとめ

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「限界までフレームを追い求めたい」「一瞬の遅れも許せない」──そんなハイレベルなゲーマーに向けて登場したのが、360Hz以上対応のゲーミングモニターです。

従来主流だった240Hzや280Hzを超え、eスポーツやFPSで勝敗を分ける「究極の滑らかさ」を実現。プロゲーマーや競技シーンでも採用が進んでいます。

本記事では、最新の360Hzオーバーモニターを厳選して紹介し、選び方や注意点もわかりやすく解説します。

本記事で紹介しているゲーミングモニター一覧

モデルサイズ・解像度パネル最大リフレッシュレート/応答参考価格
BenQ ZOWIE XL2566X+24.1″・FHDFast TN400Hz/1ms(GTG)¥117,979
BenQ ZOWIE XL2586X+24.1″・FHDFast TN600Hz/1ms(GTG)¥186,873
IODATA LCD-GC251RXAB24.5″・FHDAHVA(IPS系)360Hz/0.2ms(GTG)¥79,800
Dell AW2523HF24.5″・FHDFast IPS360Hz/0.5ms(最小)¥47,800
Pixio PX259 Prime S24.5″・FHDIPS360Hz/1ms(GTG)¥52,300
AOPEN 25XV2QFbmiiprx24.5″・FHDIPS390Hz(OC)/0.5ms(最短)¥43,641
KEY TO COMBAT H25X724.5″・FHDFast IPS400Hz(OC)/1ms(MPRT)¥29,318
Dell AW2525HM-A24.5″・FHDFast IPS320Hz/0.5ms(最小)¥33,738
Acer Nitro XV275Fymiiprx27″・FHDIPS360Hz/0.5ms(最短)¥54,980
Dell AW2724HF27″・FHDFast IPS360Hz/0.5ms(最小)¥49,800
MSI MPG 271QRX QD-OLED26.5″・WQHDQD-OLED360Hz/0.03ms(GTG)¥118,000

価格と表記について

  • 参考価格は主要ECの表示を基準にした記事更新時の目安です。実売は常に変動します。
  • 最大リフレッシュレートの表記はDP接続前提が多く、HDMI側では上限が下がる場合があります。

調査方法と記載ポリシー

  • 公式仕様、取扱説明資料、主要ECの商品情報を照合のうえ記載しています。
  • 製品の機能・対応はロットやファーム更新で変わる場合があります。購入前に最新の仕様をご確認ください。

360Hz以上のゲーミングモニターの選び方・主なチェックポイント

360Hz以上対応ゲーミングモニターの選び方を解説する章のアイキャッチ画像

ここでは360Hz以上のリフレッシュレートをもつゲーミングモニターを選ぶ際の主なチェックポイントを解説します。知っておくことで、自分に合った最適な機種を選ぶことができるようになります。

  • 応答速度
  • パネルタイプ
  • 解像度とサイズのバランス
  • VRR
  • 対応ポートとケーブル
  • スタンド機能や目の疲れ対策

応答速度

応答速度とは、画面の色が切り替わる速さのことで、応答速度が遅いと動く物体がブレて見える「残像」が発生します。映像がくっきり見えるかどうかに直結する、とても重要な要素です。

目安は1ms以下で、数値が小さいほど速いとされます。測定方法には「GTG」と「MPRT」の2つがありますが、基本的に「GTG」が実測値として正確なのでそちらを参考にしましょう。

ポイント:1ms以下を目安にしましょう。ただし、公称値は理想条件での値なので、実際のレビューで「残像が少ないか」も確認して選ぶと安心です。

パネルタイプ(TN / IPS / OLEDなど)

  • TNパネル:応答速度が非常に速いが、視野角と色再現性は劣る。FPS/TPSの競技用として有用。
  • IPSパネル:発色が良く、視野角が広い。近年は応答速度も高速化している。総合力が高く万能
  • OLEDパネル:発色が最高峰で応答速度がTNよりも速い。パネル性能は一番良い。ただし高価で焼き付きリスクがあるため寿命が若干短い欠点もある。

ポイント:競技性重視ならTNまたは高速IPS、さらに映像美も重視するならOLEDがおすすめです。

解像度と画面サイズのバランス

  • 360Hz以上のモデルはフルHD(1920×1080)・24〜27インチが主流です。
  • WQHDや4Kで360Hzを求める場合は非常に高価になり、GPU負荷もとても大きくなります。

ポイント:GPU性能に自信がない(ミドル~ミドルハイ)なら、まずはフルHD+360Hzで始めるのがおすすめです。

VRR(可変リフレッシュレート)対応

  • G-SYNCFreeSyncは、GPUの出力タイミングに合わせてモニターの描画タイミングを可変にし、ティアリングやカクつきを防ぐ技術です。
  • 一方で、フレーム到着を待つ仕組み上ごくわずかな表示遅延(数ms程度)が発生することがあり、最小遅延を追求する競技シーンでは無効化する場合もあります。
  • 360Hz以上では1フレームが約2.8msと非常に短く、十分に高いフレームレートを維持できる環境ではVRRの恩恵が小さいため、無効でも問題ないケースがあります。

ポイント:fpsが安定していればVRRを切って遅延を抑え、fps変動が大きいタイトルや環境ならVRRを有効にして滑らかさを優先するという判断が有効です。

対応ポートとケーブル

  • 360Hz以上を出すにはDisplayPort 1.4/2.0またはHDMI 2.1対応が必須です。
  • 古いケーブルやポートでは帯域不足で360Hzが出ないことがあります。360Hz以上のゲーミングモニターでもHDMI接続だと240Hzが上限の機種も多いです。

ポイント:必ず「360Hz動作が確認された組み合わせ」を使いましょう。

スタンド機能や目の疲れ対策

  • 高さ・チルト・スイベル調整ができると、最適な位置に画面を設置でき長時間プレイでも姿勢を保ちやすくなります。
  • ブルーライト軽減・反射防止・フリッカーフリー機能も目の疲れ防止に有効です。

もっと詳細にゲーミングモニターの選び方を知りたい人はこちら

ここでは記載していないより細かな様々なゲーミングモニターのスペックについて網羅した解説です。他に選び方を知りたいスペック項目がある場合はお読みください。

おすすめ360Hzゲーミングモニター一覧比較表

モデルサイズ・解像度パネル最大リフレッシュレート/応答参考価格
BenQ ZOWIE XL2566X+24.1″・FHDFast TN400Hz/1ms(GTG)¥117,979
BenQ ZOWIE XL2586X+24.1″・FHDFast TN600Hz/1ms(GTG)¥186,873
IODATA LCD-GC251RXAB24.5″・FHDAHVA(IPS系)360Hz/0.2ms(GTG)¥79,800
Dell AW2523HF24.5″・FHDFast IPS360Hz/0.5ms(最小)¥47,800
Pixio PX259 Prime S24.5″・FHDIPS360Hz/1ms(GTG)¥52,300
AOPEN 25XV2QFbmiiprx24.5″・FHDIPS390Hz(OC)/0.5ms(最短)¥43,641
KEY TO COMBAT H25X724.5″・FHDFast IPS400Hz(OC)/1ms(MPRT)¥29,318
Dell AW2525HM-A24.5″・FHDFast IPS320Hz/0.5ms(最小)¥33,738
Acer Nitro XV275Fymiiprx27″・FHDIPS360Hz/0.5ms(最短)¥54,980
Dell AW2724HF27″・FHDFast IPS360Hz/0.5ms(最小)¥49,800
MSI MPG 271QRX QD-OLED26.5″・WQHDQD-OLED360Hz/0.03ms(GTG)¥118,000

FPS特化「TNパネルモデル」おすすめゲーミングモニター

BenQ ZOWIE XL2566X+

画面サイズ24.1インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類Fast TN(TN系)
リフレッシュレート最大400Hz(※DP1.4接続時)
応答速度1ms(GTG)
HDR
色域
入力端子DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0×3(HDMIは最大240Hz)
スタンド機能高さ調整 155mm、チルト -5〜+35°、スイベル 左右45°、ピボット 非対応
USBハブ機能
スピーカー
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://zowie.benq.com/ja-jp/monitor/xl2566x-plus.html
おすすめポイント
  • 400Hz × Fast TN × DyAc™2 → マウスを大きく振っても輪郭がにじみにくく、フリック後に照準をピタッと止めやすく、トラッキング中のブレが減って狙いが合わせやすい
  • Black eQualizer / Color Vibrance → 暗所や背景で埋もれがちな敵の輪郭が浮き上がり、初動の発見とエイム判断が速くなる
  • Auto Game Mode + S.Switch → タイトル/シーンに応じた設定へワンタッチ即切替ができる。
  • 工業用ベアリングの昇降機構 → 目線の高さに素早く正確に合わせられ、姿勢が安定して長時間でも疲れにくい
  • 24.1型FHD → 画面端への目線移動が短く、UI確認や索敵の視線移動が最小化される。
イマイチなポイント
  • 色再現・視野角はIPSやOLEDに劣るため、映像美重視の用途には不向き
  • 400Hz運用はDisplayPort 1.4が必須(HDMIは実質240Hzまで)
  • USBハブ/スピーカーは非搭載のため、デバイスの集約や音声は外付けが前提になる
  • 高フレームレート環境が前提で、平均300fps前後を維持できない場合は体感メリットが小さい
こんな人におすすめ
  • FPSで、視認性と残像低減を最優先したい人
  • 大会やランクマで設定切替を素早く行い、常に最適表示で臨みたい人
  • DP1.4で高fpsを安定出力できるPC環境があり、エイムの追従性を突き詰めたい上級者

BenQ ZOWIE XL2586X+

画面サイズ24.1インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類Fast TN(TN系)
リフレッシュレート最大600Hz
応答速度1ms(GTG)
HDR
色域
入力端子DisplayPort 1.4 ×1、HDMI 2.1 ×3
スタンド機能高さ調整 155mm、チルト -5〜35°、スイベル 左右45°、ピボット 記載なし
USBハブ機能
スピーカー
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://zowie.benq.com/ja-jp/monitor/xl2586x-plus.html
おすすめポイント
  • 600Hz × Fast TN × DyAc 2 → 画面の動きが非常に滑らかで、素早い視点移動でも輪郭がにじみにくく、フリック後に照準を止めやすくなります。
  • Black eQualizer / Color Vibrance → 暗い通路や影にいる相手を見つけやすくなり、初動の判断が速くなります。
  • Auto Game Mode + S.Switch → ゲームごとの最適設定にワンタッチで切り替えられ、練習から試合への移行がスムーズです。
  • 滑らかな昇降スタンド(工業用ベアリング) → 目線の高さにすぐ合わせられ、姿勢が安定しやすく、長時間プレイでも疲れにくくなります。
  • 24.1型FHD → 画面端への目線移動が短く、UI確認や索敵の視線移動が最小化される。
  • HDMI 2.1 ×3/DP 1.4 ×1 → 複数機器を常時接続しやすく、ゲーム機でのVRR使用も可能になります。
イマイチなポイント
  • 視野角や色のリッチさはIPS/OLEDに比べると劣るため、映像美重視の用途には向きにくい
  • 600Hzの活用には超高スペックなゲーミング環境が必須
  • USBハブやスピーカーは非搭載
こんな人におすすめ
  • FPSなどで視認性と残像の少なさを最も重視する人
  • ランクマや大会で、ゲームごとに設定を素早く切り替えたい人
  • DP1.4またはHDMI 2.1で高fpsを安定出力できるPC環境があり、600Hz運用を見据える人
  • 24.1型の競技用サイズで画面全体を見渡しやすくしたい人

「24インチモデル」おすすめゲーミングモニター

IODATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB

画面サイズ24.5インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類AHVA(IPS系)
リフレッシュレート360Hz
応答速度0.2ms(GTG)
HDRDisplayHDR 400のロゴ
色域
入力端子DisplayPort ×1、HDMI ×2、USB Type-C(DP Alt Mode)×1
スタンド機能高さ調整 150mm、チルト −5〜+20°、スイベル 左右45°、ピボット 左右90°(縦表示)
USBハブ機能あり(USB 2.0 ×2)
スピーカー2W+2W ステレオ
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/lcd-gc251rxab/
おすすめポイント
  • USB-C(DP Alt Mode)入力 → ノートPCをケーブル1本で映せて、在宅ワークや持ち替えの切り替えがとても楽になります。
  • Clear AIM(黒挿入)+Night Clear Vision(自動調整) → 残像が減り、暗い場面の敵や輪郭が見つけやすくなります。
  • 0.2ms(GTG)× 360Hz → 速い動きでもにじみにくく、追いエイムやカメラ振りが滑らかに感じられます。
  • PiP/PbP(二画面表示)+リモコン同梱 → 攻略情報や配信ツールを同時に表示しつつ、離席せずに入力切替やモード変更ができます。
  • GC Mixer(オーディオミキサー) → ゲーム音とボイスチャットの音量バランスをモニター側で手早く整えられます。
  • 国産サポート体制 → 日本語サポートでのやり取りがスムーズで、初めての方でも安心して導入できます。
イマイチなポイント
  • USBハブはUSB 2.0のため、データ転送速度は高速ではない
  • 一般的な360Hzモデルと比べると価格はやや高め
  • 色域の公称値が不明で、色基準が厳密な制作用途には適合可否の判断がしづらい
こんな人におすすめ
  • ゲームと普段使いを一台でこなし、ノートPCもUSB-Cで手早くつなぎたい人
  • 二画面表示やリモコンで運用を効率化したい人
  • 国内サポートを重視し、長く安心して使える多機能モデルを選びたい人

Dell AW2523HF

画面サイズ24.5インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類Fast IPS
リフレッシュレート360Hz(DisplayPort 1.4 接続時)/HDMIは最大255Hz
応答速度0.5ms(最短・GTG)/1ms(GTG・Extreme)
HDRHDRコンテンツ再生対応(DisplayHDR認証なし)
色域sRGB 99%
入力端子DisplayPort 1.4 ×1、HDMI ×2
スタンド機能高さ調整 109mm、チルト -5〜+21°、スイベル 左右20°、ピボット 左右90°
USBハブ機能USB 3.2 Gen1×4
スピーカー
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://x.gd/q215b
おすすめポイント
  • 360Hz × Fast IPS × 最短0.5ms → 視点移動中のにじみが少なく、トラッキングやフリック後の収束が滑らかになる
  • sRGB 99%の色再現 → Web/配信基準の色で自然に映り、ゲーム以外の作業でも違和感が出にくい
  • USBハブ+ヘッドホンハンガー → 周辺機器やヘッドセットの置き場がまとまり、デスク配線の手間が減る
  • 細かいスタンド調整(高/チ/ピ/ス) → 目線と姿勢に合わせやすく、照準の安定や長時間プレイ時の疲れを抑えやすい
  • 3年保証(先出し交換)+無輝点交換 → 万一のドット欠けや不具合時も交換がスムーズで安心
イマイチなポイント
  • NVIDIA Reflex Latency Analyzerは非搭載
  • HDRは再生対応のみで、本格的なHDR表示は期待しにくい
  • HDMIは最大255Hzのため、360Hz運用はDisplayPortが前提
  • コントラストは一般的なIPS水準(暗室の引き締まりはTN/VA/OLEDに劣る)
こんな人におすすめ
  • eスポーツ系FPSで240Hzからのステップアップを狙い、価格と性能のバランスを重視する人
  • USBハブや可動スタンドでデスク周りをすっきり運用したい人
  • DPで360Hz、コンソールはHDMIで120Hzなど、複数機器の切り替え運用を想定している人
  • 購入後のサポート(先出し交換/無輝点交換)まで重視したい人

Pixio PX259 Prime S

画面サイズ24.5インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート360Hz
応答速度1ms(GTG)
HDR
色域
入力端子DisplayPort 1.4 ×2、HDMI 2.0 ×1
スタンド機能チルトのみ(角度の公称数値は未掲載)
USBハブ機能
スピーカー2W+2W ステレオ
VESAマウント75×75mm
公式サイトURLhttps://pixiogaming.jp/products/px259-prime-s
おすすめポイント
  • ホワイト筐体の選択肢あり → デスク全体を明るくまとめやすく、見た目の統一感が出せる
  • DisplayPort×2 → PCを2台つないだまま運用でき、ケーブル抜き差しの手間が減る
  • スピーカー内蔵(2W+2W) → ヘッドセットを使わない軽い視聴や作業時にすぐ音が出せる
  • 価格が抑えめの360Hz → まずは高リフレッシュを体験したい人でも導入しやすい
イマイチなポイント
  • スタンドはチルトのみで、高さ/スイベル/ピボット調整はできない
  • VESAが75×75mmのため、アームや金具は規格対応を要確認
  • USBハブ非搭載のため、周辺機器の集約は別途ハブが必要
  • HDRや色域の公称値が見当たらず、色基準が厳密な制作用途には不向き
  • 360Hz運用は基本的にDisplayPort前提
こんな人におすすめ
  • 白基調でデスクを統一したい人、見た目も重視したい人
  • まずは手頃な価格で360Hzを体験し、FPSの操作感を高めたい人
  • PCを2台運用し、DisplayPort×2で頻繁な抜き差しを避けたい人

AOPEN 25XV2QFbmiiprx

画面サイズ24.5インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類IPS
リフレッシュレート通常:DP 360Hz/HDMI 240Hz、OC:DP 390Hz
応答速度1ms(GTG)/最短0.5ms(メーカー最小値)
HDRDisplayHDR 400のロゴ
色域sRGB 99%
入力端子DisplayPort 1.4 ×1、HDMI 2.0 ×2
スタンド機能高さ調整 120mm、チルト −5〜+25°、スイベル 360°、ピボット ±90°
USBハブ機能
スピーカー2W+2W
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://www.aopen.com/JP_jp/products_info/25XV2Q_F/
おすすめポイント
  • DisplayHDR 400 → 明るさの幅が広がり、逆光や発光エフェクトの白飛びを抑えやすくなります。
  • DP1.4/HDMI2.0の実用構成 → PCはDPで高リフレッシュ、ゲーム機はHDMIで120Hzなど、用途に合わせた切り替えが簡単です。
  • フル可動スタンド(高さ/チルト/スイベル/ピボット) → 目線や姿勢に合わせやすく、長時間でも疲れにくいポジションを作れます。
  • 内蔵スピーカー → ちょっとした動画視聴や作業なら、ヘッドセットなしでもすぐ音を出せます。
イマイチなポイント
  • USBハブは非搭載で、周辺機器の集約は別途ハブが必要
  • HDMI側は最大240Hzのため、390Hz運用はDP接続が前提
  • sRGB 99%相当で、広色域(DCI-P3等)を重視する制作用途には向きにくい
  • HDR400はエントリー級で、本格HDR体験は限定的
  • OC動作は環境依存で、タイトルや設定によっては安定しない場合がある(メーカー但し書き)
こんな人におすすめ
  • 360Hz帯より一段上のなめらかさを、コスパ良く狙いたい人
  • 目線・角度を細かく合わせ、たまに縦表示(情報表示やチャット欄)も使いたい人
  • ちょい見の動画や作業音をモニター内蔵スピーカーで済ませたい人

「安さ追求モデル」おすすめゲーミングモニター

KEY TO COMBAT H25X7

画面サイズ24.5インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類Fast IPS
リフレッシュレートネイティブ360Hz/オーバークロック最大400Hz(DP時)。HDMIは最大240Hz想定
応答速度1ms(MPRT・公称)
HDRVESA DisplayHDR 400
色域93% DCI-P3(1976) / 99% sRGB(1931) / 88% Adobe RGB(1976)
入力端子DisplayPort 1.4 ×2、HDMI 2.0 ×2
スタンド機能チルト −5〜+15°(高さ・スイベル・ピボット非対応)
USBハブ機能
スピーカー
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://jp.ktcplay.com/products/25inch-360hz-hdr400-gaming-monitor
おすすめポイント
  • DP1.4 ×2 + HDMI2.0 ×2 → PCはDPで高リフレッシュ、ゲーム機はHDMIで120Hz運用など、用途ごとの常時接続がしやすく切り替えが手早いです。
  • 非常に安い価格帯(同クラス比) → 360〜400Hzクラスを低コストで導入でき、初めての高リフレッシュレート体験やサブ機用途にも手を出しやすい
イマイチなポイント
  • スタンドはチルトのみで、高さ・スイベル・ピボット調整はできない
  • 400Hzを活用するにはDP接続と高フレームレートのPC構成が前提
  • いわゆる中国の格安ゲーミングモニターに位置するモデルなので、過度な期待はできない
こんな人におすすめ
  • まずはコストを抑えつつ、360Hzクラス(必要に応じてOC 400Hz)で操作感を上げたい人
  • DPでPCの高リフレッシュ、HDMIでコンソール120Hzなど、複数機器を切り替えて使いたい人
  • 将来的にモニターアームへ発展させる前提の人

Dell AW2525HM-A(320Hz・高コスパなので例外的に紹介)

画面サイズ24.5インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類Fast IPS
リフレッシュレート320Hz(DisplayPort接続時)/HDMIは最大255Hz
応答速度最小0.5ms(GTG)/1ms(GTG)
HDRHDR10対応(DisplayHDR等級なし)
色域sRGB 99%
入力端子DisplayPort 1.4 ×1、HDMI ×2(HDMI 2.1規格準拠)
スタンド機能高さ 110mm、チルト −5〜+21°、スイベル ±20°、ピボット ±90°
USBハブ機能USB 3.2 Gen1×2(うち1基はBC1.2対応)
スピーカーなし
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://x.gd/SQAsL
おすすめポイント
  • DP×1+HDMI×2+USBハブ → 複数機器の常時接続と周辺機器の集約で、配線や切り替えの手間が減る
  • 可動域の広いスタンド(高/チ/ス/ピ) → 目線・姿勢に合わせやすく、長時間プレイ時の首肩の負担を抑えやすい
  • Alienwareらしい筐体品質 → ベゼルや台座の作りがしっかりしており、設置安定性と操作感が良い
  • 高コスパ(価格に対して機能が充実) → 320Hz・Fast IPS・可動スタンド・USBハブ・Alienware品質まで揃い、初導入やサブ機としても導入しやすい
イマイチなポイント
  • HDMIは255Hzまでのため、320Hz運用はDisplayPortが前提
  • コントラストは一般的なIPS水準で、暗室での締まりはTN/VA/OLEDに劣る
  • HDR10対応だが、高等級のDisplayHDRのような本格HDR体験は限定的
  • USBハブの下りポート数は多くないため、大量の周辺機器を直結する用途には向きにくい
こんな人におすすめ
  • 240Hzからのステップアップで、動体追従やトラッキングの質をお手軽な価格で上げたい人
  • 配線をすっきりさせつつ、PCとコンソールを切り替えて使いたい人
  • 色の自然さも重視し、ゲーム以外の用途(配信・一般作業)も一台でこなしたい人

「27インチモデル」おすすめゲーミングモニター

Acer Nitro XV275Fymiiprx

画面サイズ27インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類IPS(非光沢)
リフレッシュレートDisplayPort:最大360Hz/HDMI:最大240Hz
応答速度1ms(GTG)/最短0.5ms(GTG, Min.)
HDRDisplayHDR 400 相当
色域sRGB 99%(ΔE<2)
入力端子DisplayPort 1.4 ×1、HDMI 2.0 ×2
スタンド機能高さ 110mm、チルト −5〜+15°、スイベル ±20°、ピボット ±90°
USBハブ機能
スピーカー3W+3W ステレオ
VESAマウント75×75mm
公式サイトURLhttps://www.acer.com/jp-ja/monitors/gaming/nitro-xv5/pdp/UM.HX5SJ.F01#pdpSpecs
おすすめポイント
  • sRGB 99%(ΔE<2) → Web/配信基準の色が自然に出やすく、ゲーム以外の作業でも色の違和感が出にくい
  • フル可動スタンド(高/チ/ス/ピ) → 目線と姿勢に合わせやすく、長時間プレイ時の負担を軽減しやすい
  • PIP/PBP対応 → 攻略情報や配信ツールを同時表示でき、作業とゲームの並行がしやすい
  • スピーカー内蔵(3W+3W) → ちょっとした視聴ならヘッドセットなしでも手軽に音が出せる
イマイチなポイント
  • HDMIは最大240Hzのため、360Hz運用はDisplayPortが前提
  • VESAが75×75mmなので、アームや金具は規格適合の確認が必要
  • USBハブは非搭載のため、周辺機器の集約には別途USBハブが必要
  • HDR400は入門クラスで、ローカルディミングを伴う本格HDR体験は期待しにくい
こんな人におすすめ
  • 27インチで画面の広さを確保しつつ、360Hzを狙いたい人
  • 色の自然さと高リフレッシュレートの両立で、ゲームと普段使いを1台でこなしたい人
  • PIP/PBPで、配信・資料表示・軽作業と並行して使いたい人

Dell AW2724HF

画面サイズ27インチ
解像度フルHD(1920×1080)
パネルの種類Fast IPS
リフレッシュレートDisplayPort:360Hz/HDMI:255Hz
応答速度最小0.5ms(GTG)/1ms(GTG・Extreme)
HDRHDR10対応
色域sRGB 99%
入力端子DisplayPort 1.4 ×2、HDMI ×1
スタンド機能高さ 110mm、チルト −5〜+21°、スイベル ±20°、ピボット ±90°
USBハブ機能USB 3.2 Gen1×4
スピーカー
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://x.gd/1dsKN
おすすめポイント
  • sRGB 99% × 27インチ → 色の自然さを保ちながら画面が広く、FPS以外の作業や配信でも扱いやすい
  • DP×2+HDMI×1+USBハブ → 複数PCや周辺機器をモニター側に集約しやすく、配線の手間を軽減
  • フル可動スタンド(高/チ/ス/ピ) → 目線・姿勢に合わせやすく、長時間プレイ時の首や肩の負担を抑えやすい
  • 3年先出し交換+無輝点交換 → 万一のドット不良や故障時も交換がスムーズで安心
イマイチなポイント
  • 360Hzの運用はDisplayPort前提(HDMIは255Hzまで)
  • 内蔵スピーカーなし(外部デバイスが必要)
  • 360Hzの真価には高フレームレートが必要で、PC側の性能要件が上がる
こんな人におすすめ
  • 24.5型からサイズアップして27型でも360Hzを狙いたい人
  • 複数デバイスを常時接続し、USBハブで周辺機器もまとめたい人
  • ドット欠け交換などサポート体制まで重視して長く使いたい人

MSI MPG 271QRX QD-OLED

画面サイズ26.5インチ
解像度WQHD(2560×1440)
パネルの種類QD-OLED(反射防止コーティング)
リフレッシュレート360Hz(DP/HDMI/USB-C DP Alt Mode)
応答速度0.03ms(GTG)
HDRDisplayHDR True Black 400のロゴ
色域sRGB 138%/DCI-P3 99%/Adobe RGB 98%
入力端子DisplayPort 1.4a ×1、HDMI 2.1 ×2(WQHD@360Hz)、USB Type-C(DP Alt Mode/給電90W)×1
スタンド機能高さ 0〜110mm、チルト −5〜+20°、スイベル −30〜+30°、ピボット −90〜+90°
USBハブ機能USB 2.0 Type-A ×2
スピーカー
VESAマウント100×100mm
公式サイトURLhttps://jp.msi.com/Monitor/MPG-271QRX-QD-OLED
おすすめポイント
  • QD-OLED × 360Hz × 0.03ms → 速い視点移動でも輪郭のにじみが少なく、フリック後に照準をスッと止めやすい
  • True Black HDR 400 + 超高コントラスト → 暗所の黒潰れを抑えつつハイライトも映え、暗い廊下の敵や発光エフェクトが見やすい
  • USB-C(DP Alt Mode)90W給電 → ノートPCは“ケーブル1本”で映像出力と充電が同時にでき、配線がすっきりする
  • OLED Care 2.0 + ファンレス放熱(グラフェン+専用ヒートシンク) → 焼き付きリスク低減や静音性の確保につながり、長時間プレイでも安心感が高い
  • FreeSync Premium Pro対応 → 可変リフレッシュレートでティアリングやカクつきを抑え、エイム追従中の見え方が安定する
  • 3年保証(焼き付き含む) → 有機EL特有の不安に対して手厚いサポートがある
イマイチなポイント
  • 有機ELの特性上、高輝度は得意ではない(ただし明るすぎない室内であれば問題なし)
  • サブピクセル配列の違いにより、小さい文字で色縁が気になる場合がある
  • USBハブはUSB 2.0(5Gbpsではない)
  • スピーカー非搭載
こんな人におすすめ
  • FPSの動体視認性を重視しつつ、発色・黒の沈み込みも大事にしたい人
  • ノートPCをUSB-C一本でつなぎ、ゲームも仕事もすっきり配線で使いたい人
  • 焼き付きサポート込みの保証で安心してQD-OLEDを導入したい人

360Hz以上モニターを選ぶときの注意点・落とし穴

チェックリスト
  • GPU性能がボトルネックになりやすい
     → 360fpsを安定して出せなければ性能を活かせず、宝の持ち腐れになります。特に高フレームレートを維持するにはGPUだけでなくCPUやメモリ帯域も重要です。
  • 解像度とリフレッシュレートは両立しにくい
     → WQHDや4Kでは負荷が重く、360fpsを維持するのは困難です。高リフレッシュレートを狙うならフルHDが現実的です。
  • 価格が高い
     → 最新技術+高性能ゆえに高額で、用途によっては240Hzや280Hzでも十分な場合があります。自分のプレイスタイルに本当に必要か見極めましょう。
  • 用途次第では過剰スペック
     → RPGやシミュレーションなど、瞬間的な反応速度を重視しないジャンルでは恩恵が少なく、持て余す可能性があります。

失敗しないチェックリスト(購入前)

  • 出したい解像度×Hzを、所有PCとDP/HDMI/USB-Cで実際に出せるか確認
  • fpsの見込み:FHD 360Hzは平均300fps前後が理想。WQHD 360HzはハイエンドGPU推奨
  • 設置:可動スタンド or モニターアーム、視線高さ/奥行きは足りるか
  • 周辺機器:USBハブやスピーカーの有無、配線をどう集約するか
  • 保証:無輝点交換/焼き付き保証など、サポート内容と期間

よくある質問

Q
360Hz以上はどんなジャンルのゲームに向いていますか?
A

主にFPSやTPSなど反射神経や動体視力が重視されるジャンルに向いています。RPGやシミュレーションなど動きが少ないジャンルでは体感差は小さいです。

Q
240Hzから360Hzに変えると違いは実感できますか?
A

240Hzから360Hzへの差は大きくないですが、動体のブレやトラッキング中の残像感がより少なくなります。FPS上級者や競技志向の方は特に体感しやすい傾向があります。

Q
どれくらいのスペックのPCが必要ですか?
A

ゲームタイトルによって異なりますが、360Hzを十分活かすには平均300fps以上の出力が理想です。軽めのFPSならミドルハイクラスGPUでも届きますが、重いゲームではハイエンドGPUが必要になります。高グラフィックなAAAタイトルは現状最高峰のGPUでも無理です。

Q
600Hzを活かすPC要件は?
A

競技系FPSなど軽量タイトルで画質設定を落としつつ、ハイエンドGPU+高クロックCPUが目安です。重いタイトルでは到達が難しく、実運用は360〜400Hz帯になる場合もあります。

Q
360Hz対応モニターは寿命が短いということはありますか?
A

いいえ、液晶パネルであれば通常のゲーミングモニターと同等の寿命です。有機ELパネルの場合は一般的に液晶パネルよりも寿命が短いので、焼き付き防止機能を活用することが大切です。

Q
PS5やXboxで360Hzは出ますか?
A

現在の家庭用ゲーム機は最大120Hz出力までの対応となっており、360Hzのリフレッシュレートは活かせません。そのため、PCでの使用が前提になります。

Q
ノートPCでも360Hzを活かせますか?
A

軽量なFPSタイトルであれば可能ですが、300fps以上の出力にはハイスペックGPUが必要です。USB-C入力に対応したモニターなら、ケーブル1本で映像出力と給電を同時に行えるので配線もすっきりします。

Q
黒挿入機能は使ったほうが良いですか?
A

黒挿入は残像を減らす効果がありますが、その分画面が暗くなり目が疲れやすいというデメリットもあります。長時間プレイ時はオフにし、大会やランクマッチなど集中したいときのみオンにするのがおすすめです

Q
360Hz対応モニターにすることで目が疲れやすくなったりしませんか?
A

高リフレッシュレートは目の負担を減らす効果があります。ただし、長時間連続で使用すると疲れてしまうのは変わりません。こまめな休憩や適切な輝度設定で軽減しましょう。

Q
有機ELパネルの360Hzモニターはどうですか?
A

発色や黒の再現性が非常に優れており映像美重視の方には最適です。長時間の静止表示で焼付きのリスクはありますが、保護機能(ピクセルシフト等)と運用で軽減できます。焼き付きも保証対象に含むメーカーもあります。

まとめ

360Hz以上対応のゲーミングモニターは全ての人に必要なものではありませんが、FPSで勝ちにこだわる方には確実に恩恵があるスペックです。

視認性重視ならZOWIE、コスパや保証重視ならDell、映像美も求めるならQD-OLEDモデルなど、自分が何を重視するかを明確にして選ぶと後悔しません。

最終的な選び分けの目安

購入前の最終チェック

  1. 接続:DPで「解像度×Hz」が出せるか(HDMIは上限が低い機種あり)
  2. PC性能:目標fps(FHD 360Hzなら平均300fps前後)を維持できるか
  3. 設置:可動スタンド or アーム、目線の高さと奥行き

この3点が満たせれば、360Hz以上の恩恵を感じやすくなります。

モデルサイズ・解像度パネル最大リフレッシュレート/応答参考価格
BenQ ZOWIE XL2566X+24.1″・FHDFast TN400Hz/1ms(GTG)¥117,979
BenQ ZOWIE XL2586X+24.1″・FHDFast TN600Hz/1ms(GTG)¥186,873
IODATA LCD-GC251RXAB24.5″・FHDAHVA(IPS系)360Hz/0.2ms(GTG)¥79,800
Dell AW2523HF24.5″・FHDFast IPS360Hz/0.5ms(最小)¥47,800
Pixio PX259 Prime S24.5″・FHDIPS360Hz/1ms(GTG)¥52,300
AOPEN 25XV2QFbmiiprx24.5″・FHDIPS390Hz(OC)/0.5ms(最短)¥43,641
KEY TO COMBAT H25X724.5″・FHDFast IPS400Hz(OC)/1ms(MPRT)¥29,318
Dell AW2525HM-A24.5″・FHDFast IPS320Hz/0.5ms(最小)¥33,738
Acer Nitro XV275Fymiiprx27″・FHDIPS360Hz/0.5ms(最短)¥54,980
Dell AW2724HF27″・FHDFast IPS360Hz/0.5ms(最小)¥49,800
MSI MPG 271QRX QD-OLED26.5″・WQHDQD-OLED360Hz/0.03ms(GTG)¥118,000