ゲームの勝利に妥協したくないという人はコストパフォーマンスは悪くとも、360Hzのゲーミングモニターを選ぶことをおすすめします。
360Hzのモニターは値段が高いですが、その分性能は最高峰です。
ゲーミングモニターに必要とされる機能は全て内包されているといっても良いでしょう。
予算が十分にあるならば360Hzのゲーミングモニターを買っておけばゲーミングモニターに関するあらゆる悩みは解決します。
- おすすめ360Hzゲーミングモニター簡易一覧
- 「ZOWIE」かそれ以外か FPSプレイヤーなら「BenQ ZOWIE XL2566K」が最有力候補
- 幅広いゲームジャンルを好むプレイヤーならIPS液晶のゲーミングモニターがおすすめ
- 【最高コスパ】優秀な保証ありの高性能IPSモニター「Dell ALIENWARE AW2521HF」【おすすめNo.1】
- 機能性抜群でIPSパネル「Acer X25bmiiprzx」自動輝度調整ありで応答速度も最速
- ホワイト好きにおすすめなIPSパネル360Hzゲーミングモニター「Pixio PX259 Prime S」
- 日本製高品質多機能ゲーミングモニター「IODATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB」
- IPSパネル360Hzゲーミングモニターの定番「ASUS ROG SWIFT PG259QNR」
- 老舗ゲーム用PCパーツメーカーの最高級IPSゲーミングモニター「MSI Oculux NXG253R」
- 唯一無二の390Hz!なのにコスパも良い「AOPEN 25XV2QFbmiiprx」
- 有機ELという唯一の選択肢「MSI MAG 271QPX QD-OLED」
- ぶっちゃけどの360Hzゲーミングモニターがおすすめ?
- NVIDIA Reflex Latency Analyzerについて
- 360Hzのゲーミングモニターにおすすめのスペック・性能
- 360Hzゲーミングモニターで気にしなくていいコト
おすすめ360Hzゲーミングモニター簡易一覧
BenQ ZOWIE XL2566K | TN液晶 24.5インチ 応答速度:0.5ms(GTG) DyAc+ Black eQualizer、Color Vibrance 角度・高さ調整あり 価格:約100,000円 |
Dell ALIENWARE AW2521HF | IPS液晶 24.5インチ 応答速度:0.5ms(GTG) 高さ、チルト、スイベル、ピボット調節 価格約59,980円 |
Acer X25bmiiprzx | IPS液晶 24.5インチ 応答速度:0.3ms(GTG) DisplayHDR 400 高さ、チルト、スイベル調節機能 明るさ自動調整 価格:約85,000円 |
Pixio PX259 Prime S | IPS液晶 24.5インチ 応答速度:1ms(GTG) 価格:約58,980円 |
IODATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB | AHVA(IPS)液晶「AHVAパネルについての疑問はこちら」 24.5インチ 応答速度:0.2ms(GTG) 高さ、チルト、スイベル、ピボット調節 価格:約79,800円 |
ASUS ROG SWIFT PG259QNR | IPS液晶 24.5インチ 応答速度:1ms(GTG) デスクマウントキット付き 高さ、スイベル調節機能 価格:約85,000円 |
AOPEN 25XV2QFbmiiprx | IPS液晶 24.5インチ 応答速度:0.5(GTG) 高さ、チルト、スイベル、ピボット調節 価格約70,000円 |
MSI Oculux NXG253R | IPS液晶 24.5インチ 応答速度:1ms(GTG) 価格:約89,000円 |
MSI MAG 271QPX QD-OLED | 有機EL 26.5インチ WQHD 応答速度:0.03ms(GTG) DisplayHDR True Black 400 高さ、チルト、スイベル、ピボット調節 価格:約149,800円 |
「ZOWIE」かそれ以外か FPSプレイヤーなら「BenQ ZOWIE XL2566K」が最有力候補
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | TN |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 0.5ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×2 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | ○ 4ポート(USB 3.2 Gen1×3 USB2.0×1) |
スピーカー | なし |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | 不明 |
価格 | ~114,000円 |
360Hzのゲーミングモニターを大別すると「BenQ ZOWIE」か「それ以外」かで分けられます。
FPSで勝つという点においてZOWIEというゲーミングモニターに勝るものはありません。
BenQ ZOWIEは液晶がTNパネルです。
TNパネルは応答速度が速く残像感が少ないが、再現度のある綺麗な映像を描画するのは出すのは不得意という特徴を持ちます。
そのため、RPGをはじめとしたFPS以外のゲームジャンルにはあまり好ましくありません。
がしかし、FPS系ジャンルに限ればTNパネルの特徴を最大限に引き出せます。
FPSではエイムが最重要ですが、敵の視認性が悪ければそれだけでエイムしづらくなり勝率は下がってしまいます。
BenQ ZOWIEは応答速度の速さとDyAc+による極限までの残像軽減による、あらゆるゲーミングモニターの中で一番の視認性の良さが最大の特徴です。
また、Black eQualizer、Color Vibranceなどの暗いシーンやゲームに合わせての視認性を向上する機能が搭載されています。
幅広いゲームジャンルを好むプレイヤーならIPS液晶のゲーミングモニターがおすすめ
ZOWIEはFPSにおいては右に出るものはない最強ゲーミングモニターですが、FPSを遊ぶためだけに10万円オーバーのお金を出せるのかというと難しいところですよね。
IPS液晶のゲーミングモニターであればきれいな映像と360Hzというリフレッシュレートを実現した快適性を両立できます。
IPS液晶でも応答速度はTN液晶と遜色ありませんし、そもそもリフレッシュレートが360Hzもあるので、画面の書き換え速度の速さによって残像も必然的に軽減されます。
残像感はリフレッシュレートが高くなればなるほ軽減されます。
ちなみにリフレッシュレート毎にどれくらいの応答速度があれば十分なのかという目安は以下のとおりです。
リフレッシュレート | 必要応答速度 |
---|---|
60Hz | 16.7ms以下 |
144Hz | 6.9ms以下 |
165Hz | 6ms以下 |
240Hz | 4ms以下 |
360Hz | 2.7ms以下 |
ZOWIE以外の360Hzでおすすめできるゲーミングモニターは全てIPS液晶です。
【最高コスパ】優秀な保証ありの高性能IPSモニター「Dell ALIENWARE AW2521HF」【おすすめNo.1】
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 0.5ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×2 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | ○ 4ポート(USB 3.2 Gen1×4) |
スピーカー | なし |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | ○ |
価格 | ~59,980円 |
PC本体やPCパーツのおなじみ老舗メーカーDellの360Hzゲーミングモニターが「Dell ALIENWARE AW2521HF」です。
性能はリフレッシュレート360Hz、応答速度最速0.5msと問題なく高性能で、USBハブ機能も備えUSBポートは5Gbpsの超高速USB3.2Gen1ポートが4つと充実しています。
また、暗いシーンの視認性を向上するNight Vision、煙、もや、霧などの視覚的な障害物取り除き、鮮明さと透明度を高めるClear Visionなどゲームが有利に働く機能も搭載されています。
プッシュ機能でハンガーをモニターフレームの内外にスライド可能なヘッドホンハンガーもゲーマーには地味に嬉しい装備です。
そしてDellのゲーミングモニターの嬉しい要素として無輝点保証が無料でついてくるところです。この保証のお陰で購入後のドット欠けの心配が無くなります。
保証無輝点保証とは、もしも画面内にずっと光りっぱなしのドットが1つでもある場合(1つだけの場合他メーカーだと交換できない事がある)に無料でモニターを交換できるという保証です。Dellプレミアムパネル保証ガイドライン
スピーカーの有無は好みが分かれるところですが、最近コスパが天井を突破しており、安すぎる価格で360Hzゲーミングモニターを手に入れることができるので、IPSパネルの360Hzゲーミングモニターでは一番おすすめの機種になります。
機能性抜群でIPSパネル「Acer X25bmiiprzx」自動輝度調整ありで応答速度も最速
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 0.3ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×2 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | ○ 4ポート(USB 3.2 Gen1×3 USB2.0×1) |
スピーカー | 2W+2W ステレオスピーカー |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | ○ |
価格 | ~84,000円 |
ゲーミングモニターメーカーで特に機能が充実したモデルをライナップしているAcerから発売されている最上位モデルゲーミングモニターが「Acer X25bmiiprzx」です。
IPSパネルの360Hzゲーミングモニターの中では一番機能性に優れ応答速度も最速0.3msと特に速く性能面でも他のモニターより優れています。
自動輝度調整により周りの環境とモニターの輝度差を常に一定に保つことができます。これにより時間帯を問わずゲーム映像の見え方を一定に保ち時間帯による僅かな視認性のズレを解消しゲームプレイの向上と目に負担の少ない環境でゲームを楽しむことができます。
HDR400対応、ゲームジャンル毎に最適な映像モードに変更できるGame view機能、黒色の濃さを段階的に変更し視認性を調整できるeスポーツモードを搭載するなど最適なゲーム環境を構築できる機能も充実しています。
非オーバードライブ時でも1msの応答速度が出るので、ノーマル状態でも360Hzのリフレッシュレートに必要な応答速度は満たしており、オーバードライブ時の逆残像が心配な方でも安心です。
ゲーミングモニターは通常、応答速度を最速にするためにオーバードライブ(電源の電圧を上げより処理を高速化する)をしますが、そのオーバードライブ時に本来の色を飛び越えた(青っぽい)残像が発生してしまう現象。モニターの機種によって起こる起こらないがあるため購入時には製品レビューをきちんと確認したりと注意が必要。
総じて必要な性能を搭載しかつその他機能が充実しておりFPSも他のジャンルも全てオールマイティーにこなせるおすすめの機種です。
ホワイト好きにおすすめなIPSパネル360Hzゲーミングモニター「Pixio PX259 Prime S」
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×2 HDMI 2.0×1 |
スタンド機能 | チルト調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | 2W+2W ステレオスピーカー |
VESAマウント | ○ 75x75mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | 不明 |
価格 | ~58,980円 |
欲しい性能が360Hzの一点のみの場合おすすめできるのが「Pixio PX259 Prime S」です。
なぜか入力ポートにDisplayPortが2つでHDMIが1つという他のモニターにはない特徴があります。
2つ以上のPCを同時につなげておけるのは一部需要がありそうです。
基本的なスペックは360Hzゲーミングモニターとして必要最低限が備わっている印象です。
ただUSBポートが1つしかなかったり、スタンド機能がチルト調整のみ、VESAマウントが75×75mmと価格を抑えるために削られている要素もあります。
現在はDellのゲーミングモニターにコスパの面で負けていますが、Pixioは唯一ブラックとホワイトの2色展開なので、白色のゲーミングモニターを求めている人にはとてもおすすめできる機種になります。
日本製高品質多機能ゲーミングモニター「IODATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB」
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | AHVA(IPS) |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 0.2ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort ×1 HDMI ×2 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | ○ 2ポート(USB 2.0) |
スピーカー | 2W+2W ステレオスピーカー |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | 不明 |
価格 | ~79,980円 |
高品質多機能な360Hzゲーミングモニターを求めている人におすすめなのがIODATA GigaCrysta LCD-GC251RXABです。
当機種のAHVAパネルについてはこちらの記事を参考にしてください↓
価格は標準的な360Hzゲーミングモニターよりも高くはなりますが、スペック表だけではわからない機能が充実しており価格に見合った満足度がある機種になります。(スペックも応答速度0.2ms(GTG)はIPSパネルを採用したゲーミングモニターでは最速です。)
黒挿入機能である「Clear AIM」、HDR 400、暗いシーンの視認性向上「Night Clear Vision(自動調整機能あり)」、オーディオミキサー機能の「GC Mixer」などゲーミングモニターにはあると嬉しいゲームをより遊びやすくする機能も当然搭載されています。
また、低解像度映像を鮮明にする機能、ガンマ値の設定、映像シーン毎のバックライトの自動調光機能「CREX」、PiPおよびPbP機能では別々の入力信号の映像を1画面に分割して表示できるなど他のゲーミングモニターには搭載されていない機能も充実しています。
そしてUSB Type-Cの映像入力ポートが備わっているのも本機種の唯一無二な特徴です。ノートパソコンやタブレットの映像を手軽に出力できます。
ヘッドホン端子は4極でモニターに直接マイク付きヘッドセットを接続して音声入力が可能です。パソコンにヘッドセットを接続するよりもケーブルの取り回しが容易になります。
スタンド機能もちゃんと備わっているもの嬉しいポイントです。
このように、価格の安めな360Hzゲーミングモニターでは削られている便利な機能やゲーミングモニターとして必要な映像関連の機能がしっかりと完備されており、機能面で不満を抱くことなく非常に満足できる一台に仕上がっている印象です。
価格なりのきちんとした機能的充実があるので、これら機能面に気に入る人は他の機種よりも高いお金を出して購入する価値は十分あります。
日本メーカー製なので日本語でのサポート対応も他メーカーよりもやりやすいのもIODATA製ゲーミングモニターの特徴です。
IPSパネル360Hzゲーミングモニターの定番「ASUS ROG SWIFT PG259QNR」
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×1 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | ○ 2ポート |
スピーカー | なし |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | ○ |
価格 | ~84,000円 |
360Hzゲーミングモニターが出始めた当初から発売されていた定番シリーズROGの最新機種が「SUS ROG SWIFT PG259QNR」です。
スペックは360Hzゲーミングモニターの平均的なものでどれもゲームプレイに支障のない必要十分な性能です。
機能性では「Acer X25bmiiprzx」や「Dell ALIENWARE AW2521HF」に劣っていますが、そこにゲームプレイを損なうような致命的なものは含まれていないので心配いりません。
ASUS製のゲーミングモニターは総じて発色が良く液晶の品質は他メーカーよりも上です。
デスクマウントキットが付属しており、デスクの端にモニターを設置することができ、デスク上のモニター下を占領するスタンドを取り払いデスクを広く使えます。簡易的なモニターアームといったところでしょうか。
価格が高く供給も安定していないためおすすめ度は他機種よりは下になりますが、ASUS推しでデスクまわりをROGシリーズで統一感を出したいひとなどにおすすめのゲーミングモニターになっています。
老舗ゲーム用PCパーツメーカーの最高級IPSゲーミングモニター「MSI Oculux NXG253R」
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×2 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | ○ 3ポート(USB 3.2 Gen1×3) |
スピーカー | なし |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | ○ |
価格 | ~89,000円 |
このモニターのすごいところは最大表示色が約10億と表示できる色合いが幅広いことです。
グラデーションの表現に強いです。
ちなみに他メーカーは約1670万色です。
だだ、ゲーム自体がその表示色に対応している必要もあり、また人間には10億と1670万の違いがほぼ感じ取れないためそこまで優位性のある性能ではないのが少し残念です。
スペック的には他のモニターと特に変わらず、ゲームプレイに支障はありません。
おすすめ度は下がりますが、MSIブランドが好きな方やMSIでPC周りを統一したい人におすすめできるモニターです。
唯一無二の390Hz!なのにコスパも良い「AOPEN 25XV2QFbmiiprx」
画面サイズ | 24.5インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 390Hz |
応答速度 | 0.5ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×2 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | 2W+2W ステレオスピーカー |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | 不明 |
価格 | ~69,980円 |
AOPENはAcerの子会社でAcerより少しお手頃価格に抑えちょっと特殊なラインナップを揃えています。
「AOPEN 25XV2QFbmiiprx」も最大リフレッシュレート390Hzと唯一無二の性能を持っています。
価格は抑えめでコストパフォーマンスは良好です。
基本的な性能は390Hzを除いてはよくあるIPSパネルのゲーミングモニターと同じで、必要十分な性能を備えています。
しかし、USBポートが無いのはちょっと不便さを感じてしまう要素となります。
390Hzを売りにしてはいますが、総じて「Acer X25bmiiprzx」の廉価グレード版といった感じの印象です。
360Hzのゲーミングモニターでコスパを重視する人にはおすすめできる機種になっています。
有機ELという唯一の選択肢「MSI MAG 271QPX QD-OLED」
画面サイズ | 26.5インチ |
解像度 | WQHD(2560 × 1440) |
パネルの種類 | 有機EL(QD-OLED) |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
入力端子 | HDMI 2.1 ×2(HDCP:2.3) DisplayPort 1.4a ×1(HDCP:2.3) USB Type-C(DP Alt mode) ×1 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | なし |
VESAマウント | ○ 100x100mm |
NVIDIA Reflex Latency Analyzer (マウス等遅延測定機能) | 不明 |
価格 | ~149,800円 |
最後に変わり種を一つ紹介します。
この機種はパネルに有機ELを採用した高級ゲーミングモニターになります。
「量子ドット」「素子自体の発光による漆黒の再現(DisplayHDR True Black 400)」「色の切り替えが超高速な有機ELによる残像感の無い映像」の組み合わせで液晶を採用した他のゲーミングモニターでは味わえない映像体験が可能になります。(ClearMR 13000認証を受けており映像の鮮明さも保証されています。)
Adobe RGBカバー率98%、DCI-P3カバー率99.1%と広い色域をカバーしているため映像の臨場感以外にもグラフィック関連の仕事にも使用できます。ゲームと仕事の兼用モデルとしても有用です。
応答速度は最大0.03ms(GTG)と有機EL特有の意味のわからない速さです。
画面も27インチで解像度もWQHDと大きめなサイズのモニターのため、有機ELの発色と相まって映像の臨場感や迫力は他の360Hzゲーミングモニターでは味わえないでしょう。
他にも素子自体が発光するため、ドット単位での輝度の調整が可能になり、「境界部分の輝度調節」や「タスクバー部分のみの輝度調節」、「ロゴの形状・色の自動認識と輝度調整」など地味ながらこの機種特有の性能を生かした特別な機能も備わっています。
画面の焼付きを抑える「OLED CARE 2.0」による有機ELのモニターの保護、グラフェンフィルムと専用設計のヒートシンクによる冷却ファン不要の静音設計など高級機として長く快適に使える仕様なのも安心できる要素です。
予算が十分にあって、人とは違う高級で特別なゲーミングモニターが欲しい人におすすめな一台です。
ぶっちゃけどの360Hzゲーミングモニターがおすすめ?
FPSを極めるなら
- BenQ ZOWIE XL2566K
がおすすめです。
FPSで勝つことを考えたらこのモニターに勝るものはありません。
IPSパネルで幅広いジャンルも遊ぶ汎用性のある1台がほしいなら
- Dell ALIENWARE AW2521HF
- Acer X25bmiiprzx
がおすすめです。
保証の優秀さで購入後の安心感と価格の安さを取るなら「Dell ALIENWARE AW2521HF」、機能性により優れた方を選ぶなら「Acer X25bmiiprzx」となり、といった感じです。
正直ゲーミングモニターとしてもスペック差はそんなに無いので2024年の最新だとDellのゲーミングモニターのほうが価格的におすすめです。
白色のゲーミングモニターが欲しい人は「Pixio PX259 Prime S White」が唯一の選択肢になります。価格も安めでコストパフォーマンスも高い機種です。
NVIDIA Reflex Latency Analyzerについて
NVIDIA Reflex Latency Analyzerはマウス等のPC周辺機器の入力遅延を測定する機能です。測定することによって入力遅延を限りなく無くすような環境を構築する事ができます。
360Hzのゲーミングモニターにおすすめのスペック・性能
以下ではゲーミングモニターを選ぶ際にどのようなスペックを特に気にしたらよいかまとめてあるので、適宜参考としてお読みください。
モニターサイズ
ゲーミングモニターは基本的に24or27インチがおすすめです。
24インチ | 万能 オールジャンルに対応 画面端のマップなどの情報への目線移動が最小限に抑えられ、敵やオブジェクトの視認性を損なわない対戦ゲームにとって一番ちょうどよい大きさです。 一番人気のサイズ。 |
27インチ | RPG オープンワールド アドベンチャー 24インチに比べ若干対戦ゲームには不利になりますが、迫力のある映像美が楽しめる大きさです。24インチでは狭いと感じる方に人気の大きさです。 |
応答速度
応答速度が速いと映像の残像が減ります。
リフレッシュレートの違いによる必要になる最低応答速度は以下の通り。
リフレッシュレート | 必要応答速度 |
---|---|
60Hz | 16.7ms以下 |
75Hz | 13.3ms以下 |
144Hz | 6.9ms以下 |
165Hz | 6ms以下 |
240Hz | 4ms以下 |
360Hz | 2.7ms以下 |
360Hzのゲーミングモニターは全ての機種が応答速度が最速の場合1ms以下ですが、モニターの応答速度を普通状態にした場合に上記の数値以下になるモニターを選ぶとオーバードライブ時の逆残像を気にしなくて良くなります。
ゲーミングモニターは通常、応答速度を最速にするためにオーバードライブ(電源の電圧を上げより処理を高速化する)をしますが、そのオーバードライブ時に本来の色を飛び越えた(青っぽい)残像が発生してしまう現象。モニターの機種によって起こる起こらないがあるため購入時には製品レビューをきちんと確認したりと注意が必要。
パネルの種類
遊ぶゲームジャンルによって選ぶべきパネルの種類が異なるので注意しましょう。
パネルの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
TN ゲーム向き | ・応答速度が速い ・安価 | ・視野角が狭い ・色味が全体的に白っぽい |
IPS 汎用 | ・視野角が広い ・色味が良い、色の再現度が高い | ・応答速度がちょっと遅め ・値段がちょっと高い |
VA 映像鑑賞向き | ・黒色の表現が綺麗 ・コントラスト比が高い | ・視野角が狭い ・応答速度が遅い |
TNはFPSやTPSなどのゲームにおすすめです。パネルの性質上、応答速度が速く高品質な液晶を比較的安価に製造できるためです。
IPSはモニターとしては一番汎用性が高く、様々なゲームジャンルの最適解となります。応答速度も近年ではTNと遜色なくなってきています。ただし製造コストが高いため、他のパネルに比べて高価になりがちです。
VAは黒色が綺麗に表現され、コントラスト比が高いため映像美を主体とするゲームや映画などの映像作品に向いています。応答速度も高価なものになればTNやIPSと同等になります。
スタンド機能
- 高さ・・・モニター画面の上下の高さの変更
- チルト・・・モニター画面の前後角度の変更
- スイベル・・・台座を動かすこと無く左右の角度を変更
- ピボット・・・モニター画面の90度回転
スタンド機能は意外と見逃されがちですが、無いよりは確実にあったほうが良い機能となります。
考えてみてください。せっかく何万円も出して買ったモニターをいざデスクの上において見たら高さが合わない、角度が合わない、見づらいとなったら。嫌ですよね。
もしもモニターアームを使うならモニター選びの自由度は上がりますがモニターアームも5,000~30,000円とかなり高価です。手軽に手が出せるものではありません。
スタンド機能の有無もモニターを選ぶ際は気にしておくと選択肢を絞れて選びやすくなります。
360Hzゲーミングモニターで気にしなくていいコト
ティアリング軽減機能は気にしなくて良い
ゲーミングモニターには「G-SYNC」「FreeSync」「G-sync compatible」と呼ばれる機能があります。これらは画面表示に支障を来し視認性を悪くするティアリングやスタッタリングと呼ばれる現象を軽減・解消する機能です。
これらの機能は安い高いにかかわらず基本的にどのゲーミングモニターにも搭載されているためゲーミングモニター選びの際に気にする必要はありません。
ゲーム内のフレームレートと液晶のリフレッシュレートが食い違うことで表示が崩れる現象をティアリングといい、表示がもたつく現象をスタッタリングといいます。
HDRは必要ない
HDRは一言でいうと「映像がきれいになる」機能です。
ただ、ゲーミングモニターに採用されるレベルのHDRはせいぜい「HDR 400」が限界で、これはどんなモニターにも採用されているSDRとあまり大差無いです。
それに、HDR機能を使う場合PCやゲーム機に余分な負荷がかかりフレームレート(fps)が下がります。
スピードのあるゲームをする上でほとんどの場合不必要なので、HDR機能がモニター選択の決め手になることはありません。気にしなくて良いです。
もしもHDR機能を重視してゲーミングモニターを選ぶなら「HDR600」以上を目安に探すと良いです。