モニターやテレビの設定でよく見かける「色温度」。
しかし、
という人は少なくありません。
この記事では、色温度を「白の色合い」という視点から、できるだけ直感的に解説します。
色温度とは何か
色温度とは、光や画面における「白の色合い」を数値で表したものです。
単位は K(ケルビン) を使います。
重要なのは、色温度は
- 明るさを変える設定ではない
- 派手さを変える設定でもない
という点です。
どんな白を「白」とするかを決める基準、それが色温度です。
白は1種類ではない
私たちは普段「白」を一つの色だと思いがちですが、実際には白には幅があります。
- 少し黄色がかった白
- 少し青みがかった白
どちらも白ですが、方向性が違う白です。
色温度とは、この
白が黄み寄りか、青み寄りか
を数値で表したものです。
色温度の数値と見た目の関係
色温度は、数値が低いほど暖色寄り、高いほど寒色寄りになります。
- 低い色温度:赤・黄色寄りの白
- 高い色温度:青寄りの白
代表的な目安は次の通りです。
- 2700〜3000K:電球色(かなり暖かい白)
- 5000K前後:やや黄みのある自然な白
- 6500K前後:標準的な白(映像の基準)
- 7500K以上:青白くクールな白
直感とは逆で、青白いほど数値が高くなる点は注意が必要です。
なぜ白の基準がそんなに重要なのか
人の目と脳は、白を基準にして、他の色を判断しています。
そのため、白がズレると
- 肌色
- グレー
- 全体の色味
がすべて変わって見えます。
画像データ自体は同じでも、白の基準が変わるだけで「色が違う」と感じてしまうのです。
モニターで起きている具体例
同じ画像を2台のモニターで表示した場合を考えてみます。
- 白が黄色寄りのモニター
- 全体が暖かく、やさしい印象
- 肌色が健康的に見えやすい
- 白が青寄りのモニター
- 全体がシャープでクールな印象
- 肌色が青白く見えやすい
これは映像が変わったのではなく、白の定義が違うだけです。
色温度は例えるなら「薄い色付きフィルター」
色温度の変化は、
- 黄色っぽいサングラス
- 青っぽいサングラス
をかけ替えるイメージに近いです。
フィルターの色が変わると、すべての景色の色味が変わります。
色温度も同じで、画面全体に一様な色の方向性を与える設定です。
映像での標準は6500K
映像・写真・Webの世界では、
6500K(D65)
が白の基準として使われています。
多くのモニターで
- 標準
- sRGB
- ノーマル
といった名称の色温度が、ほぼ6500Kに設定されています。
「正しい色」で見たい場合、この設定が基準になります。
色温度と目の疲れの関係
色温度が高いほど青成分が多くなり、
- 夜間にまぶしく感じやすい
- 刺激が強く感じられる
ことがあります。
そのため夜は色温度を下げる設定やナイトモードが有効な場合がありますが、
色温度を下げれば必ず目に良いという単純な話ではありません。
用途と時間帯に応じて使い分けるのが現実的です。
まとめ
- 色温度とは 白の色合いを決める基準
- 白には黄み寄り・青み寄りがある
- 白が変わると、すべての色の見え方が変わる
- 映像の標準は 6500K
色温度を理解すると、
- モニター設定
- 映像の見え方
- 色が合っていない理由
が一気に整理できるようになります。





