目を保護するゲーミングモニターのアイケア機能まとめ

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モニターのアイケアモード

ゲームって楽しいですよね。

ゲームはハマってしまうと結構長時間やってしまうという気持ちもわかります。

しかし、それが目の健康を損なってしまうのなら必ずしも真の楽しみとは言えません

なので、ゲーミングモニターには目をできる限り保護できるアイケア機能が必須です。

目は一生物の大切なものですから、これらの機能がないゲーミングモニターを買わないように、一度どういったアイケア機能があるのかこの記事で確認しておくことをおすすめします。

ブルーライトカット機能

モニターのブルーライトのイメージ

ブルーライトを見続けると目が疲れやすくなると一般的に言われています。

ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと。ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれています。

引用:http://blue-light.biz/about_bluelight

ゲーミングモニターではこのような光をカットする機能が備わっていることが多いです。

多くのゲーミングモニターではメニュー設定からブルーライトカット機能をオンにすることでブルーライトを低減した表示にすることができます。

また、ブルーライトのカット率を調整することができるゲーミングモニターもあり、ブルーライトカット機能の欠点である暖色気味になるのを抑えることも可能です。

フリッカーフリー

フリッカーフリー
フリッカーとは

画面の表示が高速で点滅する現象を指します。人間の目ではこれを直接視認することはできません。しかし、認識できないフリッカーでも目に負荷をかけ、通常よりも眼精疲労を蓄積しやすくなります。

安価なモニターもしくは古いモニターでは画面の輝度を調整するためにバックライトが高速で点滅します。(PWM方式)これにより輝度が調節されるのですが、その一方でフリッカーが発生してしまします。

フリッカーフリーのゲーミングモニターはこのような点滅による輝度調整ではなくLEDに流す電流を増減させることで輝度を調整します。これをDC方式と言います。

最新のゲーミングモニターにはほぼ全ての製品でDC方式が採用され、フリッカーフリーを実現しています。

明るさ調節

モニターの明るさを調節しているところ

人間には画面が明るすぎても暗すぎても目の負担になってしまいます。適切な輝度でないと眼精疲労が加速します。

ゲームや作業をする部屋の明るさとモニターの輝度が大きく異なると、目は常に調整を強いられ疲れやすくなります。

ゲーミングモニターにはレンジの広い輝度調整機能が備わっています。周囲の環境に合わせて輝度を調整することで目の疲れやすさを軽減できます。

また、一部のゲーミングモニターの機種には自動で輝度を周囲の環境に合わせて調整する機能を備えたものもあります。ただし少し高価になってしまいます。

色彩調節

モニターの色彩調節機能のイメージ

明るさと同様に、画面表示の見やすさによっても目への負担は変わります

人それぞれに見やすい色彩というのは異なります。色彩を適切に調節することで、目への負担を下げることができます。色彩調節とは主に色相や彩度、コントラストを調節する機能のことを指します。

色が寒色系の青白い光は目への刺激が強く疲れやすくなります。反対に色温度を下げ赤みがかった暖色系にすることで目の疲労を軽減することができます。

また、コントラストを上げると文字や画像の輪郭がくっきりし視認性が向上しますが、コントラストが高すぎると色の差が強すぎてギラギラした画面になり目を疲れさせる原因となります。逆に低すぎると詳細な部分が見づらく視認性が下がり目を凝らす必要がでることで負担となります。

ちょうどよいコントラストは人によって異なりますが、コントラスト調節機能により目に負担のない視認性の向上に役立ちます。

ゲーミングモニターにはこのような色彩の調節が簡単に行えるインターフェースが提供されています。どのくらいの幅で調節できるかは各種ゲーミングモニターによって異なりますが、あまりにも安価なモニターを買わない限りは満足できる調節幅が実装されているのでそこまで気にしなくても良いです。

スタンド機能

モニターが目線に対してどの位置にあるかでも目の負担は変わります。モニターに備わっているスタンド機能はアイケアの観点からも非常に重要です。

ゲーミングモニターのスタンドの調整機能の図解
  1. 高さ調整: モニターが目線の高さに合うように調節できます。これにより眼球の角度をモニターに向けて常に傾ける必要がなくなり、目への負担を軽減するとともに、楽な姿勢でモニターを見ることができるため首や背中への負担も軽減します。
  2. チルト(傾斜)調整: モニターを前後に傾けることができる機能です。視野角を最適化することができます。これにより、画面をより自然な角度から見ることができ、眼球の角度が最低限になることと反射の影響を減らし、目の負担を軽減できます。
  3. スワイベル(回転)調整: 左右にモニターを回転させることができます。これによって、自分の座っている位置に合わせてモニターの向きを調整することができます。特に複数モニターを使っている時に役立ちます。目線の移動が最小限になることで眼精疲労を軽減できます。
  4. ピボット(回転)調整: モニターを縦に回転させることができる機能です。特定の作業やゲームプレイにおいて視野を拡張することができます。それぞれのコンテンツに最適化したモニター表示にすることで見やすさを向上させ間接的に目の負担が軽減できます。

これらの調整機能によって、モニターを最適な位置と角度に配置できるため、めが自然な位置で画面に焦点を合わせることができ、また視線移動のストレスも軽減されるため目の疲労が少なくなります。

短時間の使用ではあまり効果は実感しにくい機能ですが、デスクワークや長時間のゲームプレイの際には眼精疲労が大幅に軽減されます。

まとめ

ゲーミングモニターにはどのようなアイケア機能が備わっているのかを紹介しました。

目の負担を軽減するためにも、これらのアイケア機能が備わっているゲーミングモニターを選ぶことをおすすめします。

逆にアイケア機能に乏しいゲーミングモニターは良い品質のモニターで可能性が低いので選ばないようにしましょう。

最後に注意ですが、長時間のゲームや作業、動画視聴などは目に多大な負荷をかけるため、これらのアイケア機能があるからと言ってそれだけで目の健康が保たれるわけではありません。

適切な明るさやコントラストの調整、休憩の取り入れなど、全体的な視聴環境の改善も重要であることは忘れないでください。

目の健康を保つことでゲームもより楽しむことができます。