おしゃれなかわいい雰囲気のデスク環境を構築するなら主役であるモニターの色はとても大事です。
この記事ではピンク色のゲーミングモニターを3つ紹介します。
Pixio PX248 Wave Pastel Pink
画面サイズ | 23.8インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 200Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4(200Hz)×1 HDMI 2.0(200Hz)×1 |
スタンド機能 | チルト(傾斜:前 5°,後 15°)調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | 3W×2 |
VESAマウント | 有り 75x75mm(100x100mmへの変換アダプタ付属) |
ピンク色のゲーミングモニターの中では1番おしゃれかつ可愛さもあるのがこの機種だと思います。
アマゾンのレビューもこの記事で紹介している他の機種の中でも一番多く人気も1番高いです。
スペックを見てもリフレッシュレート200Hz応答速度1ms(GTG)でゲーミングモニターとして申し分ありません。
入力端子が他のピンク色ゲーミングモニターに比べるとHDMIが1つ少なく、同時に接続しておけるマシンが少なくなるので、いくつものゲーム機やPCを所有している人は少し不便さを感じるかもしれません。
スタンド機能はコスパ重視の必然でしょうか、チルト機能のみです。モニターを自由な位置に設置したい場合は別途モニターアームを購入する必要があります。
基本的なゲーミングモニターとして必要な要素を持ちつつもデザインや価格もいい感じのところをおさえていて、製品としての総合力が高い印象です。
Pixio PX278 WAVE Pastel Pink
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | WQHD(2560×1440p) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 180Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.4(180Hz)×1 HDMI 2.0(144Hz)×2 |
スタンド機能 | チルト(傾斜:前 5°,後 15°)調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | 3W×2 |
VESAマウント | 有り 75x75mm(100x100mmへの変換アダプタ付属) |
1つ前に紹介した、「Pixio PX248 Wave Pastel Pink」の27インチ版のゲーミングモニターです。
27インチに伴い解像度もWQHDにアップしており、きめ細かい描画が可能となり、より精細で迫力のある映像が楽しめるようになっています。
残念ながら画面が大きくなり解像度もアップしたためか、リフレッシュレートは200Hz→180Hzへとダウンしてしまっていますが、基本的に200Hzも180Hzも体感は変わらないので心配は要りません。
また、「27インチ・WQHD」でリフレッシュレートを120Hz以上確保するのも相当なマシンパワーが必要になるので、基本的には上限に到達することはなくその点でも心配は不要です。
ピンクカラーでより大きな画面で美麗な映像でゲームを楽しみたい人におすすめなゲーミングモニターです。
JAPANNEXT JN-238IPS165FHDR-PK
画面サイズ | 23.8インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT)、3ms(GTG) |
入力端子 | DisplayPort 1.2(165Hz)×1 HDMI 1.4(165Hz)×2 |
スタンド機能 | チルト(傾斜:前 5°,後 15°)調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | 2W×2 |
VESAマウント | 有り 75x75mm(100x100mmへの変換アダプタ付属) |
価格 | ~20,980円 |
より安くピンク色のゲーミングモニターを購入したいという希望を持っている方におすすめのゲーミングモニターです。
基本スペックは価格の割に必要十分で不足している点が見当たりません。
HDMI端子が2つなのでPixioのゲーミングモニターよりも同時接続しておけるマシンが多くなり、複数のマシン所有者にとっては嬉しい要素と言えます。
価格がとにかく安く、他色のゲーミングモニターを含めた全ゲーミングモニターの中でもコストパフォーマンスは高い部類です。
ピンク色が少し派手で、背面のデザインやスタンドの形状などちょっとスタイリッシュさに欠ける要素もあるので、人を選ぶかなという印象です。
AOC AG273FXR/11
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | FullHD(1920×1080) |
パネルの種類 | IPS |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.0×2 VGA×1 |
スタンド機能 | 高さ・チルト・ピボット・スイベル調節機能 |
USBハブ機能 | なし |
スピーカー | なし |
VESAマウント | 有り 75x75mm |
価格 | ~29,800円 |
完全なピンク色ではありませんが、ピンク色を含むゲーミングモニターとして27インチの少し大きめな画面サイズを求める人にはおすすめのゲーミングモニターです。
27インチにするとリフレッシュレートは下がりがちなゲーミングモニターですが、この機種は144Hzあり十分な性能をしています。
スタンド機能は4つの機能を備え、モニターアームが必要ない嬉しい仕様になっています。
少し気になるのは輝度で公称スペックには250cd/m2と普通のゲーミングモニターの400cd/m2に比べるとなかなか低い数値となっています。
太陽光の入らない部屋であればあまり問題にならないかもしれませんが(それでもちょっと暗さを感じる人もいそう・・・)、日差しがある場所での使用は画面の暗さを感じてしまいそうです。
世界的に有名なAOCのゲーミングモニターなのでビルドクオリティは高く、デザインも良いです。
なので輝度とカラーがピンクと白の2色構成なのがちょっと気になるポイントと言えそうです。
27インチなのもありますので、かなり人を選ぶ機種な印象です。
ピンク色のゲーミングモニターは種類が少ない中でどれを選ぶか?
残念なことにピンク色ののゲーミングモニターは機種が少なく上記の4機種以外に選択肢はありません。
しかもAOCのゲーミングモニターは全面の縁(ベゼル)とスタンドの一部だけピンク色で背面やスタンドの他の部分はホワイトな中途半端なピンクです(デザインは悪くないですが)。そして27インチなのも人を選ぶ要素になります。
すべてピンク色なゲーミングモニターがほしいならPixio製とJAPANNEXT製の3つしかありません。
Pixioのほうが淡いピンク色で、JAPANNEXTのほうは濃い目のピンク色です。
どちらを選ぶかはデザインや色を含めた主観でOKです。性能はほとんど変わりません。
一応性能に優れているのはPixioの方です。より人気があるのもPixioです。
JAPANNEXTの方はより安価にピンク色のゲーミングモニターを求める人におすすめです。
このように違いは少しありますが、あえてピンク色を選ぼうと考えている方であれば、デザインや色合いが最重要だと思います。
スペックやコスパ等を重視するならもっと他にゲーミングモニターはいっぱいありますからね。
最後の決め手はやはり自分の直感です。それに従って選んだほうが後々後悔しないと思います。
ゲーミングモニターにおすすめのスペック
モニターサイズ
ゲーミングモニターは、24or27インチがおすすめです。
24インチ | 万能 オールジャンルに対応 画面端のマップなどの情報への目線移動が最小限に抑えられ、敵やオブジェクトの視認性を損なわない対戦ゲームにとって一番ちょうどよい大きさです。 一番人気のサイズ。 |
27インチ | RPG オープンワールド アドベンチャー 24インチに比べ若干対戦ゲームには不利になりますが、迫力のある映像美が楽しめる大きさです。24インチでは狭いと感じる方に人気の大きさです。 |
リフレッシュレート
ゲーミングモニターであればリフレッシュレートは120Hz以上欲しいです。
主なゲーミングモニターのリフレッシュレート帯の使用感は以下の通りです。
144Hz 165Hz 20,000~35,000円 | 近年のゲーミングモニターにおける最低のリフレッシュレート帯。最低ではあるが、ゲームを遊ぶうえでは必要十分以上のスペックで、コストパフォーマンスが一番高い。 |
240Hz 30,000~50,000円 | 対戦型のアクションゲーム(主にFPS・TPS)で勝率を少しでも高めたいなら選ぶべきリフレッシュレート帯。144Hzや165Hzよりもさらに滑らかな動きになり、視認性が増す。 |
280Hz 40,000~円 | 高リフレッシュレートだが、意外とモニターの価格が安い。が、需要があまりないためか機種の種類が少なく選択肢が多くないのが難点。 |
360Hz 50,000~円 | はっきり言って過剰なスペック。安定して360Hzを出せるゲーム機は皆無ですし、ゲーミングPCでもほぼ無理です。240Hzとの違いも人間ではほぼわからないので、リフレッシュレート以外に求める「何か」がある場合に選ぶと良い。 |
最近は144Hzがゲーミングモニターの最低ラインになってきましたが、144Hzもあれば十分に動きはヌルヌルで満足できます。
それ以上を求めるとモニターの価格は上昇します。予算と必要なスペックの兼ね合いで選ぶと良いでしょう。
応答速度
応答速度が速いと映像の残像が減ります。
リフレッシュレートの違いによる必要になる最低応答速度は以下の通り。
リフレッシュレート | 必要応答速度 |
---|---|
60Hz | 16.7ms以下 |
144Hz | 6.9ms以下 |
165Hz | 6ms以下 |
200Hz | 5ms以下 |
240Hz | 4ms以下 |
360Hz | 2.7ms以下 |
ゲーミングモニターはそのほとんどが応答速度が最速の場合1ms以下ですが、モニターの応答速度を「普通」状態にした場合に上記の数値以下になるモニターを選ぶとオーバードライブ時の逆残像を気にしなくて良くなります。
ゲーミングモニターは通常、応答速度を最速にするためにオーバードライブ(電源の電圧を上げより処理を高速化する)をしますが、そのオーバードライブ時に逆に青味がかった残像が発生してしまう現象。モニターの機種によって起こる起こらないがあるため購入時には注意が必要。
パネルの種類
遊ぶゲームジャンルによって選ぶべきパネルの種類が異なるので注意しましょう。
パネルの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
TN ゲーム向き | ・応答速度が速い ・安価 | ・視野角が狭い ・色味が全体的に白っぽい |
IPS 汎用 | ・視野角が広い ・色味が良い、色の再現度が高い | ・応答速度がちょっと遅め ・値段がちょっと高い |
VA 映像鑑賞向き | ・黒色の表現が綺麗 ・コントラスト比が高い | ・視野角が狭い ・応答速度が遅い |
TNはFPSやTPSなどのゲームにおすすめです。パネルの性質上、応答速度が速く高品質な液晶を比較的安価に製造できるためです。
IPSはモニターとしては一番汎用性が高く、様々なゲームジャンルの最適解となります。1台のゲーミングモニターでいろんなジャンルのゲームを遊びたいならIPSパネルが最有力候補です。
IPSの応答速度は近年ではTNと遜色なくなってきています。ただし製造コストが高いため、TNパネルに比べて高価になりがちです。
VAは黒色が綺麗に表現され、コントラスト比が高いため映像美を主体とするゲームや映画などの映像作品に向いています。応答速度も高価なものになればTNやIPSと同等になります。
スタンド機能
- 高さ・・・モニターの高さの変更
- チルト・・・モニターの角度の変更
- スイベル・・・左右の回転
- ピボット・・・縦長モニターにする回転
スタンド機能は意外と見逃されがちですが、無いよりは確実にあったほうが良い機能となります。
考えてみてください。せっかく何万円も出して買ったモニターをいざデスクの上において見たら高さが合わない、角度が合わない、見づらいとなったら。嫌ですよね。
モニターアームでもいいんですが、いかんせん品質がピンキリで長く使うことを考えると相応に高価なものを買わないとすぐヘタれてしまうのがネックなんですよね。
スタンド機能の有無もモニターを選ぶ際は気にしておくと選択肢を絞れて選びやすくなります。
ゲーミングモニターを選ぶ時にあまり気にしなくていいこと
ティアリング軽減機能
ゲーミングモニターには「G-SYNC」「FreeSync」「G-sync compatible」と呼ばれる機能があります。これらは画面表示に支障を来し視認性を悪くするティアリングやスタッタリングと呼ばれる現象を軽減・解消する機能です。
これらの機能は安い高いにかかわらず基本的にどのゲーミングモニターにも搭載されているためゲーミングモニター選びの際に気にする必要はありません。
ゲーム内のフレームレートと液晶のリフレッシュレートが食い違うことで表示が崩れる現象をティアリングといい、表示がもたつく現象をスタッタリングといいます。
HDRは必要ない
HDRは一言でいうと「映像がきれいになる」機能です。
ただ、ゲーミングモニターに採用されるレベルのHDRはせいぜい「HDR 400」が限界で、これはどんなモニターにも採用されているSDRとあまり大差無いです。
それに、HDR機能を使う場合PCやゲーム機に余分な負荷がかかりフレームレート(fps)が下がります。
スピードのあるゲームをする上でほとんどの場合不必要なので、HDR機能がモニター選択の決め手になることはありません。気にしなくて良いです。