ノートPCの作業効率を大きく高めたいなら、外部モニターを複数枚接続できるドッキングステーションは非常に有効です。
特に「3画面出力」に対応したモデルであれば、作業領域を一気に拡張でき、仕事用途から開発・クリエイティブ用途まで幅広く活躍します。
3画面出力に対応したドッキングステーションを厳選して紹介します。あわせて、購入前に必ず確認しておきたいポイントも整理します。
| 製品名 | 映像出力端子構成 | 最大映像出力 | USB PD給電 | 主なその他端子 |
|---|---|---|---|---|
UGREEN Revodok USB-C ハブ![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W(PC給電85W) | USB-A 10Gbps×2、USB-C 10Gbps×2 |
Anker USB-C ハブ (8-in-1, Triple Display)![]() | HDMI×2 / VGA×1 | 4K@60Hz +4K@30Hz +1080p | 最大100W | USB-A 5Gbps×3、USB-C 5Gbps×1 |
Selore 8in1 ドッキングステーション![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W | USB-A×2、USB-C×1、有線LAN |
UGREEN Revodok Pro 314![]() | HDMI×2 / DP×1 | HDMI:4K@60Hz / DP:8K@30Hz | 最大100W | USB-A×3、 USB-C×2、 有線LAN、 SD/microSD |
Anker 575 USB-C ハブ![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W | USB-A 10Gbps×2、 USB-C×1、 有線LAN、 SD/microSD |
Anker Prime ドッキングステーション(DisplayLink)![]() | HDMI×2 / DP×1 | 最大8K対応 | 最大140W | USB-A×3、 USB-C×3、 有線LAN 2.5GbE、 SD/microSD |
Anker 564 USB-C ドッキングステーション![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W | USB-A×3、 USB-C×1、 有線LAN |
エレコム 14in1 Thunderbolt4対応![]() | HDMI×1 / DP×2 / TB4×1 | 最大4画面・8K対応 | 最大96W | USB-A×4、 USB-C×1、 有線LAN 2.5GbE、 SD/microSD |
3画面出力対応ドッキングステーションとは?

3画面出力対応ドッキングステーションとは、ノートPC1台に対して外部モニターを3枚同時に接続できる製品のことです。多くの場合、
- HDMI × 複数
- DisplayPort × 複数
- HDMI + DisplayPort の組み合わせ
といった構成で映像出力端子が搭載されています。
ただし、ドッキングステーション側が3画面出力に対応していても、PC側のUSB-C端子の仕様(Thunderbolt / USB-C Alt Mode / USB4)によっては、実際に3画面出力できない場合がある点には注意が必要です。
3画面出力対応モデルを選ぶ際の注意点

ノートPC側のUSB-C端子仕様を必ず確認
3画面出力が可能かどうかは、ドッキングステーション単体ではなく、接続するノートPC側のUSB-C端子仕様に強く依存します。
- Thunderbolt 3 / Thunderbolt 4
- USB4(映像出力対応)
- USB-C DisplayPort Alt Mode
これらに対応しているかを事前に確認してください。特にThunderbolt対応PCであれば、3画面出力できる場合が多いです。
解像度とリフレッシュレートの上限
「3画面出力対応」と書かれていても、
- 4K × 3枚
- 4K × 2枚 + フルHD × 1枚
など、組み合わせによって上限が異なるケースがほとんどです。製品仕様に記載されている対応解像度は必ず確認しましょう。
DisplayLink方式かどうか
一部の製品では、USB映像出力を拡張するためにDisplayLinkという仕組みを採用しています。
- メリット:USB-A接続でも多画面出力できる場合がある
- デメリット:専用ドライバが必要、映像遅延が発生する可能性
用途がオフィスワーク中心であれば問題になりにくいですが、映像品質や安定性を重視する場合は注意が必要です。
3画面出力対応のおすすめドッキングステーション
比較表
| 製品名 | 映像出力端子構成 | 最大映像出力 | USB PD給電 | 主なその他端子 |
|---|---|---|---|---|
UGREEN Revodok USB-C ハブ![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W(PC給電85W) | USB-A 10Gbps×2、USB-C 10Gbps×2 |
Anker USB-C ハブ (8-in-1, Triple Display)![]() | HDMI×2 / VGA×1 | 4K@60Hz +4K@30Hz +1080p | 最大100W | USB-A 5Gbps×3、USB-C 5Gbps×1 |
Selore 8in1 ドッキングステーション![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W | USB-A×2、USB-C×1、有線LAN |
UGREEN Revodok Pro 314![]() | HDMI×2 / DP×1 | HDMI:4K@60Hz / DP:8K@30Hz | 最大100W | USB-A×3、 USB-C×2、 有線LAN、 SD/microSD |
Anker 575 USB-C ハブ![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W | USB-A 10Gbps×2、 USB-C×1、 有線LAN、 SD/microSD |
Anker Prime ドッキングステーション(DisplayLink)![]() | HDMI×2 / DP×1 | 最大8K対応 | 最大140W | USB-A×3、 USB-C×3、 有線LAN 2.5GbE、 SD/microSD |
Anker 564 USB-C ドッキングステーション![]() | HDMI×2 / DP×1 | 4K@60Hz ×3 | 最大100W | USB-A×3、 USB-C×1、 有線LAN |
エレコム 14in1 Thunderbolt4対応![]() | HDMI×1 / DP×2 / TB4×1 | 最大4画面・8K対応 | 最大96W | USB-A×4、 USB-C×1、 有線LAN 2.5GbE、 SD/microSD |
UGREEN Revodok USB-C ハブ ドッキングステーション 3画面出力
| 映像出力端子 | ・HDMI(4K/60Hz)×2 ・DisplayPort(4K/60Hz)×1 |
| 電源供給(USB PD) | USB-C(最大100W PD、ノートPC本体側給電最大85W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A 3.2(10Gbps)×2 ・USB-C 3.2(10Gbps)×2 |
比較的手頃な価格帯で3画面環境を構築できる点が最大の魅力のドッキングステーションです。
HDMI×2とDisplayPort×1を備え、最大4K/60Hz出力に対応しながら、10Gbps対応のUSB-A・USB-Cポートや最大100WのUSB PD給電にも対応。
高価なThunderboltドックに比べて導入コストを抑えつつ、映像出力・データ転送・充電を1台でこなせます。多画面環境を試してみたい人や、コスパ重視、コンパクトさ重視かつメーカーの信頼性も込みで選びたい人に適したモデルです。
Anker USB-C ハブ (8-in-1, Triple Display)
| 映像出力端子 | ・HDMI(4K/60Hz)×1 ・HDMI(4K/30Hz)×1 ・VGA(1080p対応)×1 |
| 電源供給(USB PD) | USB-C(最大100W PD)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A (5Gbps)×3 ・USB-C (5Gbps)×1 |
HDMI×2とVGA×1を備えたシンプル構成の安価な3画面出力ドッキングステーションです。
VGA端子を備えている点が特徴で、古いモニターや会議室設備との互換性を重視する環境に適しています。
Selore 8in1ドッキングステーション
| 映像出力端子 | ・HDMI(4K/60Hz)×2 ・DisplayPort(4K/60Hz)×1 |
| 電源供給(USB PD) | USB-C(最大100W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A 3.0 ×2 ・USB-C(データ用)×1 ・有線LAN(Gigabit Ethernet)×1 |
比較的安価に3画面出力環境を構築できるコスパ重視のUSB-Cドッキングステーションです。
HDMI×2とDisplayPort×1を搭載し、最大4K/60Hz出力に対応。さらに有線LANポートを備えており、無線環境が不安定な場所でも安定したネット接続が可能です。USB PD最大100W給電にも対応。
高価なThunderboltドックほどの性能は不要だけど、多画面と実用性を重視したい人に適したモデルです。
UGREEN Revodok Pro 314
| 映像出力端子 | ・HDMI(4K/60Hz対応)×2 ・DisplayPort(8K/30Hz・4K/120Hz対応)×1 |
| 電源供給(USB-C PD) | ・USB-C(ノートPCとの接続ポート:最大100W)×1 ・USB-C(最大27W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A(5Gbps)×2 ・USB-A(10Gbps)×1 ・USB-C(10Gbps)×2 ・有線LANポート(1Gbps)×1 ・SDカードスロット(170MB/s)×1 ・microSDカードスロット(170MB/s)×1 ・オーディオジャック×1 |
多画面出力と高い拡張性をバランス良く備えたコスパ重視モデルです。
10Gbps対応のUSB-A/USB-Cポートに加え、SD・microSDカードスロットや有線LANまで備えており、周辺機器の接続やデータ管理を1台でまとめられます。最大100WのUSB PD給電にも対応し、充電と拡張をUSB-C一本で完結。
価格と機能のバランスが良く、仕事用途を中心に実用性を重視する人に向いたドッキングステーションです。
Anker 575 USB-C ハブ
| 映像出力端子 | ・HDMI(4K/60Hz対応)×2 ・DisplayPort(4K/60Hz)×1 |
| 電源供給(USB-C PD) | USB-C(最大100W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A(10Gbps)×2 ・USB-C(10Gbps)×1 ・有線LANポート(1Gbps)×1 ・SDカードスロット(104MB/s)×1 ・microSDカードスロット(104MB/s)×1 ・オーディオジャック×1 |
コンパクトな筐体に3系統の映像出力を備えた多機能USB-Cドッキングステーションです。HDMI×2とDisplayPortを搭載し、3画面構成のマルチディスプレイ環境に対応。
さらにUSBポート、SD/microSDカードスロット、有線LAN、オーディオジャックまで備え、周辺機器の接続を1台に集約できます。最大100WのUSB PD給電にも対応。
拡張性と省スペース性を両立。デスクをすっきり保ちつつ、多画面環境を構築したい人に適したモデルです。モバイル用途〜据え置きまで場所を選ばず使えるのが魅力です。
Anker Prime ドッキングステーション(14-in-1, Triple Display, DisplayLink)
| 映像出力端子 | ・HDMI(8K/30Hz対応)×2 ・DisplayPort(8K/60Hz)×1 |
| 電源供給(USB-C PD) | USB-C(最大140W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A(5Gbps)×2 ・USB-A(480Mbps)×1 ・USB-C(最大100W PD、10Gbps)×2 ・USB-C(最大100W PD、5Gbps)×1 ・有線LANポート(2.5Gbps)×1 ・SDカードスロット×1 ・microSDカードスロット×1 ・オーディオポート×1 |
DisplayLink対応の14ポート拡張ステーションで、HDMI×2+DisplayPortで最大3台の外部ディスプレイ出力に対応し、最大8Kまでの高解像度映像も扱えます。ミラーリングにも対応。
最大140WのUSB PD給電に対応し、ACアダプタ内蔵GaN電源で効率よく電力を供給。
10Gbps対応のUSB-C/USB-Aや2.5GbE有線LAN、SD/microSDスロット、オーディオ端子も備え、映像・データ・ネットワーク・メディア読み出しまで1台でまとめられる高機能モデルです。
Anker 564 USB-C ドッキングステーション
| 映像出力端子 | ・HDMI(4K/60Hz)×2 ・DisplayPort(4K/60Hz)×1 |
| 電源供給(USB-C PD) | USB-C(最大100W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A(5Gbps)×1 ・USB-A(480Mbps)×2 ・USB-C(5Gbps)×1 ・有線LANポート(1Gbps)×1 ・オーディオジャック×1 |
小型筐体ながら3系統の映像出力を備えた高性能ドッキングステーションです。
HDMI×2とDisplayPortを搭載し、DisplayLink方式による3画面出力に対応。加えて、DisplayPort出力ではMST(Multi-Stream Transport)を利用した画面拡張も可能な設計となっており、用途に応じた柔軟な多画面構成が行えます。
USBポートや有線LAN、オーディオ端子も一体化されており、省スペースで配線を集約できる点も強み。
大型ドックに比べて設置性に優れつつ、多画面出力という明確な強みを持つ、小型・高性能志向の多画面向けモデルです。
エレコム ドッキングステーション 14in1 4画面同時出力(3画面拡張) Thunderbolt4対応
| 映像出力端子 | ・HDMI(8K/30Hz)×1 ・DisplayPort(8K/30Hz)×2 ・Thunderbolt 4(最大8K/30Hz)×1 |
| 電源供給(USB-C PD) | Thunderbolt 4(最大96W)×1 |
| 他インターフェース | ・USB-A(5Gbps)×2 ・USB-A(10Gbps)×2 ・USB-C(10Gbps)×1 ・有線LANポート(2.5Gbps)×1 ・SDカードスロット(SD4.0 UHS-II対応)×1 ・microSDカードスロット×1 ・オーディオジャック×1 |
Thunderbolt 4ポートを核に4系統の映像出力を統合した最上位クラスのドッキングステーションです。Thunderbolt 4×1・HDMI×1・DisplayPort×2を備え、最大4画面同時出力が可能な高い拡張性を実現しています。
Thunderbolt側では最大96W給電に対応し、USB 3.2 Gen2の高速ポートや2.5GbE有線LAN、SD/microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックまで搭載。
映像・データ・ネットワーク・メディア読み出しを1台で完結できる据え置き型ハイエンドモデルです。
よくある質問
- Q3画面出力対応と書かれていれば、必ず3画面表示できますか?
- A
いいえ、必ずしも表示できるとは限りません。ドッキングステーション側が3画面出力に対応していても、ノートPC側のUSB-C端子仕様やGPUの制限によっては、2画面までしか出力できない場合があります。そのため、製品スペックとあわせてPC側の対応状況も確認することが重要です。
- QDisplayLink方式とThunderbolt方式は何が違いますか?
- A
Thunderbolt方式は、PCI ExpressおよびDisplayPort信号をケーブル1本で伝送する規格で、GPUが生成した映像信号を直接出力します。そのため高解像度・高リフレッシュレートでも安定しやすいのが特徴です。一方、DisplayLink方式はUSB経由で映像データを圧縮・転送し、ドック側で映像として再構成する仕組みです。幅広い環境で多画面出力を実現できる反面、専用ドライバが必須で、用途によっては遅延や負荷が発生する場合があります。。
- Q3画面すべてを4Kで出力できますか?
- A
多くの製品では、3画面すべてを4Kで同時出力することはできません。一般的には「4K×2+フルHD×1」などの組み合わせに制限されるケースがほとんどです。対応解像度の組み合わせは製品ごとに異なるため、事前確認が必須です。
- QHDMIとDisplayPortは混在して使えますか?
- A
多くの3画面出力対応ドッキングステーションでは、HDMIとDisplayPortを混在させて使用できます。ただし、どの端子を同時使用した場合に何画面出力できるかは製品仕様に依存します。
- Qゲーム用途でも3画面出力ドックは使えますか?
- A
事務作業やWeb用途であれば問題ありませんが、ゲーム用途では注意が必要です。3画面同時出力時は方式を問わず高リフレッシュレートが出にくい傾向があります。これはDisplayLinkの有無に限らず、USB-CやThunderbolt経由で確保できる映像帯域を複数画面で分配するためです。
一方で、1画面のみの出力であれば高リフレッシュレートに対応できるケースもあります。ただし、144Hzや240Hzといった性能を確実に活かしたい場合は、ドッキングステーションを介さず、GPUからモニターへ直接DisplayPort接続する構成が最適です。
まとめ
3画面出力対応ドッキングステーションは、作業効率を一気に引き上げたい人にとって非常に強力な選択肢です。ただし、ドッキングステーション単体の性能だけでなく、
- ノートPC側のUSB-C端子仕様
- 対応解像度・リフレッシュレート
- DisplayLinkの有無
といった点を理解したうえで選ぶことが重要です。
正しく組み合わせれば、ノートPC1台とは思えない快適な3画面環境を構築できます。










