「ゲーミングモニターどれにしようかな~」と悩んでいるとG-Sync(ジーシンク)やFreeSync(フリーシンク)といった文字を目にしますよね。
G-SyncやFreeSyncっていったいなんなのでしょうか?
この記事ではG-SyncとFreeSyncについて技術的な詳しいことは抜きにして、誰にでもわかりやすく概要をつかめるように解説します。
G-SyncとFreeSyncってそもそも何をする技術?
「G-Sync」と「FreeSync」はティアリングやスタッタリングを解消するための技術です。
ティアリングとは
ティアリングは以下の画像のように画面に横線が入ったような、映像が断裂したり2分割されたりすることです。フレームレートの高いゲームを遊ぶ際、モニターのリフレッシュレートが低いと起こる現象です。

スタッタリングとは
スタッタリングは一瞬画面が止まったように見えてカクカクな動作になってしまう現象のことです。以下の動画の49秒~1分らへんがわかりやすいと思います。ティアリングとは逆で、ゲーム機やPCの映像信号のフレームレートがモニターのリフレッシュレートよりも低いと起こる現象です。
G-SyncやFreeSyncを使うとこれらの画面の乱れを解消し、スムーズでなめらかな映像にすることが可能になります。
G-SyncとFreeSyncは製造元が違う
ではなんで同じことをする技術なのに名前が違うんでしょうか?
これは製造元が異なるからですね。
グラフィックを処理するプロセッサであるGPUのメーカーにはNVIDIA(エヌビディア)とAMD(エーエムディー)がありますが、この2社それぞれが独自に開発したため名前が違うんですね。
できれば手を取り合って統一してほしかったですけどね。
- G-Sync ・・・ NVIDIA開発
- FreeSync ・・・ AMD開発
性能はほとんど一緒だけどちょっとG-Sync優勢
G-Syncは詳しくは後述しますが、モニター内部に専用ハードウェアが必要でなおかつNVIDIAのグラフィックカードが必須なため、汎用性は低いですがその分性能は高くどんな同期ズレも解消してくれます。
反対にFreesyncは低いフレームレートの時に限っては同期性能が低い場合があります。
しかし、最近では「FreeSync Premium」や「FreeSync Premium Pro」といった2つの上位規格が導入されるようになってきており、より広範で高品質なフレームレート同期が保証されるようになっています。
現実的には低フレームレートでゲームすることは殆どないのであんまり違いを意識する必要はありません。
- G-Syncのほうがちょっと性能が良い
- FreeSyncは上位規格が導入され始め、その差はは無くなってきている
G-Syncの方がモニター製造コストが高くなる
G-Syncを実現するには特殊なハードウェアが必要です。
G-Sync対応のモニターには、専用のチップを内蔵する必要があります。
G-Sync対応のモニターはチップの分だけ余分に製造コストがかかり、製品の価格も高くなるという傾向にあります。
FreeSyncはDisplayPort規格に組み込まれている機能を活用しています。
これにより、特別なハードウェアを必要とせず、余計な製造コストがかからずに利用することが可能になります。
このためFreeSync対応のモニターは製品の価格が安くなる傾向にあります。
PC・ゲーム機などのハードウェアとモニター・ディスプレイとをつなぐケーブルのこと。1本のケーブルで映像や音声、制御信号を伝送できる。普及しているディスプレイケーブルの中では最高性能で最も高い解像度に対応している。
- G-Sync・・・製造コストがかかりモニター価格が高くなりがち
- FreeSync・・・製造コストがかからないためモニター価格が抑えられる
G-SyncとFreeSyncの簡単比較表
具体的なG-SyncとFreeSyncの違いは以下の表のようになっています。
| G-Sync | FreeSync | |
| 対応する出力機種 | NVIDIA製GPU | AMD製GPU NVIDIA製GPU(G-Sync Compatible) Playstation5 Xbox Series X/S |
| 入力端子 | DisplayPortのみ | DisplayPort HDMI |
| 対応フレームレート | 下限値なし(1FPSまで可能) | 下限値あり(だいたい40FPSぐらい) 下限値を下回るとティアリングやスタッタリングが発生する |
| モニターの製造コスト | 高 | 低 |
- G-Sync・・・NVIDIA製のGPUにのみ対応
- FreeSync・・・あらゆるGPUに対応
【G-Sync Compatible】FreeSyncはNVIDIA製のGPUとも互換性あり
2019年からG-syncがFreeSync搭載モニターとの互換性を搭載するようになりました。
「G-Sync Compatible」という名前を目にしたことがあるかもしれません。
「G-Sync Compatible」により、NVIDIA製のGPUであるGeForceシリーズをFreeSync搭載モニターにつないでも使えるようになりました。
FreeSyncモニターは製造コストが安いかわりにGeForceシリーズとの互換性が無かったのが欠点でしたが、この「G-Sync Compatible」によって追加のコストをかけずにGeForceとの互換性を手に入れました。
仮に「G-Sync Compatible」という表記のないモニターであってもGeForceシリーズのGPUを繋いで使うことができます。完璧な動作は保証されいませんがほぼほぼ大丈夫です。
一応G-SyncとG-Sync Compatibleの間には性能差があるにはあるのですが、ほぼ誤差みたいなものです。
あんまり気にする必要はないです。
コスパのよいゲーミングモニターが欲しい場合は「G-Sync Compatible」認証のあるFreeSyncのモニターを、ティアリングやスタッタリングに万全を期す体制でゲームがしたいなら、G-Syncのモニターを選ぶと良いでしょう。
まとめ
G-SyncやFreeSyncはティアリングやスタッタリングなどの画面の乱れを解消し、なめらかなゲーム映像を提供する技術の名称です。
- G-Sync ・・・ NVIDIA開発
- FreeSync ・・・ AMD開発
- G-Syncのほうがちょっと性能が良い
- FreeSyncの方が性能は低いが、上位規格が導入され始めその差はは無くなってきている
- G-Sync・・・製造コストがかかりモニター価格が高くなりがち
- FreeSync・・・製造コストがかからないためモニター価格を安くできる
- G-Sync・・・NVIDIA製のGPUにのみ対応
- FreeSync・・・あらゆるGPUに対応(「G-Sync Compatible」によりNVIDIA製GPUと互換性あり)

